伊野ちゃん、ママになります。7

9 雨 ページ19

慧side



皆さんの最後にお店をで出ると、小雨が降っていた。
皆さんは、お手伝いさんみたいな人がお迎えに来てたみたいで、スムーズに帰っていった。


ぽつんと残された俺は、タクシーを呼んで家に帰った。


玄関に入ると、出迎えてくれた知念。


ただそれだけなのに…よくやってくれることなのに…、、我慢していた涙がこぼれてしまった、、、。。。



もうそこからは、甘えたい気持ちが大きくて……




知念)えっ！？伊野ちゃん！どうしたの！

慧)怖かったぁっ、(´｡つД⊂ﾟ｡｀)

知念)幼稚園のママ達？

慧)ﾝ､こわいっ、俺のこと、、ﾊｧﾊｧ。。障害者だって、ﾊｧﾊｧ言ってきたり

知念)え…？そんな酷いこと言われたの？

慧)ﾝ､少し席から離れたらﾊｧﾊｧ、みんなして悪口言ってきて、、、もぉむりっ、こわいっ、やだよォ、ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

知念)怖かったね、嫌な思いしたね…。
気にしなくていいからね。
これから幼稚園の送り迎えも俺ら全部やるからさ、泣かないで。(´･･)ﾉﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

慧)花恋ちゃんまで、俺のせいでいじめられたらどうしようﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

知念)伊野ちゃん…、、やっぱ幼稚園やめちゃお？
僕、伊野ちゃんの泣いてる姿見たくない。

慧)俺もそうしたいけどﾊｧﾊｧ、簡単に他の幼稚園とか、保育園見つからないっ、
だから、そんなの無理だよっ、

知念)なんとかするからッ。大丈夫だから。
泣き止んでッ。
今日メンバーに俺から話してあげるから。
心配はなにもいらないよ。




ギューーーって知念は抱きしめてくれて、その後泣きつからた俺をベットまで支えて連れてってくれて、寝ちゃうまで横で、頭を撫でてくれた。


俺はまだ不安と恐怖を抱えながらのものの、知念がそばにいてくれるだけで1人でのタクシーの中での苦しさとは全然違った。



次起きた時は、涼介がキスをして起こしてくれて、そのまま何も言わず、優しく包み込むように抱きしめてくれた。





山田)あそこの幼稚園やめようね。
辛かったね…もう大丈夫だからね。

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