4 ページ26
皆がすっかり寝てしまい今ここで起きているのは私のみ。
皆弱いな。
『はぁ。今年もあと少しかぁ…』
それにしても散らかしすぎた。
調子のって出したこたつの上にビールの缶やおつまみのごみが散らばってる
片付けは、、、
いっか。
「なぁに浸ってんだよ。」
『起きてたんか。』
「お前が空き缶蹴飛ばして音で起きたんだよ」
『ほなすんません。』
「今年も本当に色々あったな。」
『ぇぇぇ。そうでしょうよ!どこの誰でしょうね?いきなり変装道具がばれそうとか言って呼び出したり、ヒロの彼女になってほしいだの。松田おいて帰って後片付け任せたり。
おうおうおうおう!!良い度胸だな?
来年は年始早々蕎麦おごってもらうからな?』
「な、なんか悪かったな。
最後のは絶対今年中だろ!?」
「Aちゃんうるさい…」
「ほら、ヒロに怒られてるぞ」
『いや寝言だろ。』
「お前は実家とか帰らないのか?」
『話そらすなや。』
「で、どうなんだ?」
『はあ。元旦は帰る予定。毎年恒例で知り合いのおっさんの手伝いに除夜の鐘鳴らすからさ。』
「確かに毎年行ってるな。」
『そうそう、でもさ〜家のなかで日にち決めなきゃさいけなくてね…』
家んちはだいぶ変わっていることをゼロは知ってる。
『弟と兄貴次第ね。』
『兄貴は大手出版社の編集者で今多忙期とか言ってたし。
あのゴミは別に良いけどさ。むしろ来んでよか。
まいぶらざーはそりゃ会いたいけど、今警察学校だし。』
「お前、お兄さんの扱い雑だな。弟は今警察学校なのか!?」
『アイツ、警察官の前じゃすげぇ外面いいから、オマケに推理力も。
美和子に警察官になりなよ!って言われて本気にした。』
『カウコン見てぇ』
「成る程な。そろそろ松田たちも起きる頃だろ。」
『だねぇ。ショーもない話に付き合ってくれてありがと。』
「お前でも礼は言えたんだな。」
『あ"っ?』
「悪かったって」
102人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おみ(プロフ) - イベント参加有難うございました!警察学校組がてぇてぇでした!題名から惹きつけられる作品で面白かったです!更新頑張ってください! (2022年12月5日 20時) (レス) @page7 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:璃々子 | 作成日時:2022年11月14日 13時