6話 ページ7
零、ヒロ、松田、萩原の4人を自宅のアパートから送り出した後、午後に私は準備を整えて伊達君との待ち合わせ場所に向かった。
「伊達君、久しぶり!」
「おーA、相変わらず元気だな」
二人でハイタッチすると、通り過ぎる人達にジロジロと見られる。ま、恋人同士には見えないだろうよ。
「無理言って悪かったな」
「大丈夫大丈夫。やっと原稿も一段落したし、久しぶりの外出だから私も買い物したかったからね」
とりあえず、デパートに向かって歩く。昨夜は皆と寝てしまった事を話すと、伊達君は溜め息を吐いた。よく爪楊枝落ちないね。
「お前は女なんだからもう少し危機感ってものを・・・」
あー、またパパの説教が始まった。
「ほ、ほら。あっちに・・・」
話を逸らそうとして、余所見をしたらガラの悪そうな男性にぶつかってしまった。
「いってぇな。何しやがる」
「あ、すみません」
「それで済むなら警察いらねぇんだよ!女みたいな顔しやがって」
謝罪が気に入らなかったらしく、頭の悪そうな若者は私に詰め寄って来る。うぜー。残念ながら私は、逃げると戦うの選択肢なら迷わず戦うを選ぶ女だ。
「は?こんな小さい揉め事で警察沙汰にする方がおかし、」
「止めとけ馬鹿。悪かったな兄ちゃん、こいつには俺から言っておくから」
私を庇うように伊達君が立った。結局、警察官を介入させてしまった。
「チッ、親父付きかよ」
「あ゛?」
不覚にも不良の台詞に吹き出す。伊達君が男を睨み付けると、余程怖かったのか情けない声を出して逃げて行った。
「・・・A」
「ご、ごめ・・・っ私が悪かった!ふはっ」
「謝るか笑うかどっちかにしろよな」
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
461人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヤマト(プロフ) - まゆさん» 有難うございます!またじわじわと警察学校組に再熱してますのでお待ちください! (2019年9月6日 0時) (レス) id: b76a153dd4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月3日 15時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマト(プロフ) - 舞鶴さん» 有難う御座います!やる気出ました(笑) (2018年7月24日 12時) (レス) id: b76a153dd4 (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴 - 面白いですねw頑張ってください! (2018年7月23日 18時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヤマト | 作成日時:2018年7月2日 23時