19話 ページ22
仕事の合間に寄ったらしく、グレースーツ姿の降谷零が腕を組み、仁王立ちでソファに座る私を見下ろしている。その姿はまるで、仁王立ちの手本を見ているようだ。
「え、潜入捜査？それで喫茶店でバイトしてるの？」
「ああ、だから外では安室透の方で呼んで欲しい」
「良いけど・・・あの喫茶店に何かあんの？」
「言えるわけないだろ」
極秘任務なんだから、と零は言った。潜入捜査かぁ・・・そう言えば数年前、偶然駅で零とヒロに接触した事があった。その時の私は、“ある”格好をしていた為に、二人は気付かなかったようだ。そして、もう一人の黒い長髪と黒いニット帽を被った男が一緒にいたのを思い出す。いかにも悪役のような人相の男は二人の事を酒みたいな名前で呼んでいたような・・・確か、
「・・・バ、バーボンとスコッチ？」
小さく呟いたのにも関わらず、聞こえた零は目を見開いて言った。
「何でAがそのコードネームを知ってるんだ？」
「れ、零くん。顔怖いよ？」
「白状しろ。どこでその名を？」
もはや命令形だった。しかし、私にもプライドがある。
「も、黙秘権を行使しま」
「口を割らせる方法ならいくらでもあるんだぞ。ん？」
私の首を軽く掴みながら、恐ろしい笑顔で凄んでくる零の方がよっぽど悪役みたいだ。これが警察のやり方かよ。仕方なく降参のポーズをとる。
「解ったよ、怖いなぁ。これだから警察は・・・」
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ヤマト(プロフ) - まゆさん» 有難うございます！またじわじわと警察学校組に再熱してますのでお待ちください！ (2019年9月6日 0時) (
レス) id: b76a153dd4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月3日 15時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマト(プロフ) - 舞鶴さん» 有難う御座います！やる気出ました(笑) (2018年7月24日 12時) (レス) id: b76a153dd4 (このIDを非表示/違反報告)
舞鶴 - 面白いですねw頑張ってください！ (2018年7月23日 18時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマト | 作成日時：2018年7月2日 23時
