8.悲しい過去(2) ページ9
新田Aと書かれた病室のドアを開ける
病室にはAの母さんがいて挨拶をする
イスに座り、今日もまた謝罪する
「本当にすみません！俺が、俺が、守れなかったせいで！！！」
その度に
「夕君のせいじゃないんだから、そんな顔しないで」
と言ってくれるのだが、どうしても謝らずにはいられない
あれから3日経った
毎日、ここに来ている
今日こそ起きてるんじゃないかって期待してドアを開けて、
真っ白いベットに寝て、腕に点滴をしているAを見ると、悲しくなる
まだ、Aは意識が戻らない
不幸中の幸いだったのか、怪我は全く無かった
意識が戻らないから、不安で不安で仕方ない。
あの時、アイスなんて買いに行かなければ、
ジュースはどれにしようかとか悩まなければ、
あと少し店を早く出ていたならば……
ーーーーーー俺は寝ていたらしい
目をこすれば手がぬれて、
…泣いたんだな
Aはまだ意識が戻って無いのに
皮肉にも空は綺麗なオレンジ色になっていて
あぁ、何でこんなにも感動してしまうんだろうな
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けいる(プロフ) - にわとりさんさん» ありがとうございます！カメさん更新ですが、今後もよろしくお願いします！ (2016年8月13日 9時) (
レス) id: 7dd887e13b (このIDを非表示/違反報告)
にわとりさん - 続きめっちゃ気になります！！応援してます！頑張ってください！ (2016年6月13日 14時) (レス) id: 06d785f3bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいる | 作成日時：2015年10月17日 23時
