【名探偵コナン】研磨の双子の妹は公安の背骨で脳で心臓になるそうです2【HQ!!】

亡霊5※完全オリジナル会です ページ8

『やぁ、初めまして。モリアーティ教授』

店の正面に止まっている何処と無く豪勢だが品のある馬車に近づき喋りかける、1人の女…いや、今は青年と言おう。

片目を隠す黒髪は艶が出ており、瞳は鋭く光っている。

モリ「…貴様は誰だ」
『俺は坂先研也。とある探偵の助手でね』

音も、気配もなく現れるあたり、流石公安と言うべきか、これには犯罪界のナポレオンも多少なりは驚いている。

モリ「して、私に何の用だ。」
『唯の好奇心、後ほんのちょっとのお願いだな』

ほう…っと息を漏らす爬虫類の顔のような老人。
光のない目で見つめる青年。

研也…もといAは公安では犯人の思考読み取りをしている。モリアーティ教授ほどの人物だと手に取るように…までとは行かないが微量でもモリアーティ教授が考えていることが分かるのだろう。

『この後、メガネの少年がここにやってくる。その少年の願いを叶えてやって欲しい。勿論、貴方のお眼鏡に叶わなければ断ってくれてもいいが…』

モリ「そんな事の為だけに私のところに来たのか？私がどれほどの存在か知っているだろう」

『だから、言っただろ？好奇心だって』

細い背中をモリアーティ教授の方に向け、明るい店へと目指す。恐らく、毛利蘭達が店に入ったのを見えたから応戦をしに行くのであろう。

モリ「…お前は…貴方は誰(・)だ」

何も聞こえなかったように青年は光へと足を進める。

『俺は…』


私は誰なんだろうな

そう発された言葉は闇へと静かに消えていった。

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