君のためなら【キミガシネ】 (ページ25)

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気が付くともう真っ暗の部屋にいた。
私たちは話を聞いただけでここに実際に来るのは初めてだった。

『ここは…真っ暗ですね…』

ケ「足元に気を付けてねー」

壁をつたってあかりのある場所に行こうとした。
すると途中で壁に違和感を感じた。

『あれ…ケイジさんここ…』

ケ「あ…ドアノブあるねー気を付けて」

恐る恐る私たちはドアを開けた。

『…ソウさん！？！？』

扉の先には薄暗い部屋があった。

ソ「いたた…あれ、ケイジさんとAさんじゃないですか、どうしてここに？」

ケ「それはこっちのセリフだけどねー」

『…何をしてたんですか？』

正直言うとソウさんのことは嫌いだ。

ソ「鉄格子を壊せるものを探そうとしてたらこの部屋をみつけてね…

よくないのはわかってたんだけど…夢中になっちゃって。」

『その机にあるものは…？』

わたしはパソコンを指さしていった。

ソ「何か手掛かりになると思うんだけど、パスワードがわからないんだ。」

パスワード…か

『名前とかはどうですか？持ち主もわかるだろうし』

ソ「…！！確かに。試してみるよ」

それから部屋を出てピンクの部屋に移動した。

そして私たちは人形を組みたてることにした。