First love～恋した季節 (ページ6)

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テストページ6

部屋にこもったもののやることないから
とりあえず勉強した。

すると、ニノが私の部屋をノックした。

二〝今日はありがとうね。相葉さんあぁ見えてガラスのハートだから。優しくしてやって。んで、俺がこんないうのも変かもしれないけど...兄貴なんだからもっと甘えなよ。んじゃ、また来ます〟

足音は遠ざかる。

ニノが帰ってた。あっという間すぎて
まだ夢を見てるんじゃと頬をつねる。

「痛っ！！」

ニノはもっと甘えなよ。というけど。
どう甘えたらいいの？この何年か私にお兄ちゃんがいたこと知らなかったし男の人甘えたことなんかなかった。

あっ！！勉強教えてもらお。

リビングでテレビをみている相葉くんに
躊躇しながら声をかけてみた。

「あの...勉強教えてくれませんか？」

『勉強？いいよ。けど俺解けるかな？解らないとこは翔ちゃんに聞こっか。ネッ！』

部屋に戻り解らないとこを教えてもらった。

初めてみる綺麗な字。
力強くて滑らかで見やすい。

『これはx＝6じゃないかな？』

「ホントだ。凄いよ。相葉くん....お兄ちゃん！！」

『改めてお兄ちゃんって言われるとなんか照れるよ。』

「これからお兄ちゃんって呼んでもいいかな？」

敬語も使わないようにした。

『うん！』

外が暗くなるまで勉強した。
明日はテスト。さぁ頑張ろう！！

次の日、私が苦手な数学のテスト。
昨日、お兄ちゃんに教えてもらったから少し自信はあった。

スラスラ解ける！！

返ってきた答案用紙をみると90点。
初めての90点台。嬉しくて紫耀に自慢したら
紫耀は30点だった。

〈やべぇー！補習決定じゃん。お前何点だ？〉

「90。」

〈相葉さんに教えてもらったとか？〉

「うん。」

〈いいなぁ。お前は相葉さんかよ。前まで俺に勉強教えてくれたじゃねえかよ！！くっそー。留年しても後悔なんてくっそーねぇわ。〉

「紫耀....」

お兄ちゃんが来る前まで、紫耀の勉強は私が教えていた。紫耀は勉強が苦手で成績も悪くて私が教えることで欠点は免れていた。

今はどう声を掛けたら紫耀を傷つけないで済むの。
ねぇ、ヤダよ。こんなんで友達の仲壊れるのは。