【刀剣乱舞】審神者？いやいや、私は補佐役だよ

44.コンセントが七本 ページ44

私が話しかけると、

全員が此方を向いた


今剣「えっと……
あなたはだれですか？」


貴方『私はA、
ここの補佐役をしているよ。
基本は自室にいるから、用があれば
そこに来てね。これから宜しく頼むよ』


そう言うと、乱君以外が

｢よろしく｣と返してくれた


…やはり、私は彼に嫌われてしまったようだ


少し無言でいると、歌仙君が

｢大丈夫か｣と声をかけてくれた


貴方『あ、うん。ごめんね、大丈夫。
…さて、じゃあそろそろ行こうか』


そう言って先導するように、先に部屋を出ると

横に歌仙君、後ろにその他全員が付いてくる



まずは始めに、広間を出てすぐ近くにある

手入れ部屋と鍛刀部屋を案内しながら説明した



そして次には、その向かいにある刀装部屋


ここは短刀君達がよく来るね


彼らは刀装を作るのがとても上手でね

殆どが特上で、稀に上が出る程だ



さて、続いては厨房

ここは私や歌仙君、太郎さんがよくいるよ


新しく料理のできる子が来ればいいんだけど…



次にそれぞれの部屋


部屋割りは各々の刀派に別れていて、

粟田口派は数が多いということで

特別に大きい部屋を使っているよ


刀派が分からない子達は

知り合いと同室か、一人部屋になる



あとの説明は…そうだねぇ


トイレやお風呂といった生活に必要な場所と

馬小屋、畑、道場、倉庫……位かな？



貴方『次で最後だよ。ここは審神者部屋、
つまりは主である姉の部屋だ。
出陣から帰ったら、真っ先に此処に来て
負傷者や折れた者がいないか、
刀装が残っているかを報告すること。
あと、出陣した場所の現状報告も忘れずにね。

……さて、本丸の案内はこれで終わり。
あとは自分達の部屋に戻ってもいいし、
自由に本丸を探索しても構わないよ。
じゃあ皆、お疲れ様』


そう言って自室に戻ろうとすると、

愛染君が慌てて声をかけてきた


愛染「あっ！ちょっと、どこ行くんだ？」


貴方『ん？これから自室で仕事だけど…』


愛染「じゃあさ、オレ達も
付いて行っていいか？」


貴方『え、何でさ』


突然の提案に、私は疑問に思った


探求心……ってやつかな？


青江「あぁ、じゃあ僕もいいかな？
君の部屋だけ案内されてないのが、
少し気になってね』


青江君がそう言うと、他の数人も首を縦に振った


特に意味は無いんだけどなぁ…



next

45.コンセントが八本→←43.コンセントが六本

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す