柘榴が八粒 ページ10
次に会う日取りを決めていると、ゼウスが神殿の奥から出てきた
ゼウスの顔を見たヘラは、また少し不機嫌そうに眉を寄せたが…
ｾﾞｳｽ「おー、姉貴！」
貴方『やっと来たのか…ゼウス、話がある』
ｾﾞｳｽ「えー？今ニンフ達と遊んでたのにぃ」
ヘラ「(ｻﾞﾜ…」
貴方『(ﾋﾞｸｯ』
ゼウスの失言にイラついたヘラが一瞬、黒いオーラを出すと、それに気づいたAはまた肩を震わせた
貴方『ゼ、ゼウス！ほら、向こうで話をしよう。な？な？』
ｾﾞｳｽ「分かったから！運ぶな、運ぶなって！」
ヘラ「……」
ヘラからの鋭い視線を受けながら、Aはゼウスを引き摺って部屋を出た
この時Aが居なければ、ゼウスはどうなっていたことやら
ｾﾞｳｽ「ふぃ〜。で？何の用？」
貴方『うむ…話というのも、相談事でな。お前の協力が必要だ』
ｾﾞｳｽ「へー、姉貴が俺に相談って珍しいね。何かあったの？」
貴方『………』
ｾﾞｳｽ「？」
貴方『……こ…恋の、相談だ……』
Aはそう言うと、両手を組んで顔を真っ赤にし、耳まで赤くなった
照れちゃってか〜わい〜〜〜〜!!!←
その様子を見たゼウスは、ニヤニヤと笑いながら茶化すように聞き返した
ｾﾞｳｽ「え？えぇ〜〜〜？姉貴マジぃ？」
貴方『あ、あぁ…そうだと言っているだろう』
ｾﾞｳｽ「そっかそっか〜、遂に姉貴にも春が来たのか〜。いやーおめでとう！俺もちょ〜嬉しい！」
貴方『おい、茶化すな』
ｾﾞｳｽ「(エ ロスの矢、本当に効いたんだな)へぇ〜(ﾆﾖﾆﾖ」
貴方『ふんっ!!』
あまりにもゼウスがニヤニヤと笑うものだから、Aは少しイラッとしゼウスに腹パンした
ｾﾞｳｽ「痛ァ!?ってて…殴ることないだろ!?」
貴方『五月蝿い。厭らしい笑みを浮かべる貴様が悪い』
ｾﾞｳｽ「んな理不尽な…それで、相手は誰だ？」
貴方『精市だ。姉上の息子の…」
ｾﾞｳｽ「あぁ、精市ね。俺の子でもあるなぁ」
貴方『何？そうか…なら話が早い。実はその事で頼みがあるのだ。ゼウス、私と精市で見合いをさせてほしい』
『見合いをさせろ』とAが口にした時、ゼウスは不満そうに顔を歪めた
【ゼウス】
今回の元凶その3。神々の王にして天空神。ギリシャ神話一やらかした男で、A達の末弟。浮気性で、浮気する度に相手は死ぬか、死ぬより酷い目に遭う
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死音心音2.0(プロフ) - 仁王彩香さん» コメントありがとうございます!!はい、これからも頑張らせていただきます!! (2020年5月23日 14時) (
レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 初めまして作品見ました^ - ^続きの更新頑張ってください！！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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