柘榴が七粒 ページ9
ゼウスがAに余計なことを言わないか、二人が心配している間に、Aは天界に到着した
貴方『ゼウス、居るか』
Aはゼウスの神殿に入り、大声でゼウスを呼んだが返事はなく、代わりにヘラが出てきた
ヘラ「あら姉様、お久しぶりです」
貴方『ヘラか。久しいな、元気にしていたか？』
ヘラ「えぇ、この通りですわ。それより、何故姉様が此処へ？今日はお仕事の筈じゃ…」
貴方『あぁ…まあ、ゼウスに相談がしたくてな。寄らせてもらったのだ』
ヘラ「そうでしたのね。でしたら、待っている間少し私の話し相手をなさってくださらない？」
貴方『構わんが……ゼウスはどうした』
Aがそう聞くと、途端にヘラの纏う雰囲気が黒く重々しいものに変わった
それを感じ取ったAは、『あっ余計なこと聞いたなコレ』と後悔すると同時に、寒気を感じ一瞬 身を震わせた
ヘラ「…ゼウスなら、何処ぞの女神や人間と居るのではないでしょうか」
貴方『そ、そうか。すまない…』
ヘラ「何故姉様が謝るのですか？姉様は悪くありませんわ。さ、お茶にしましょう」
貴方『お、おう…』
嫉妬に燃える女神程、怖いものは無い
Aは同じ女神でありながら、そう感じた
そう思いながらAは、ヘラに言われるままに着いて行った
ヘラ「さぁ姉様、お掛けになって」
貴方『ありがとう。すまないな、突然押しかけて』
ヘラ「いいえ、構いませんわ。私も暇でしたの。…それでは姉様、お話を聞いてくださいな」
貴方『いいぞ。何も聞いてほしいんだ？』
Aがそう優しく聞くと、ヘラは待ってましたと言わんばかりに話し出した
ヘラ「聞いてくださいまし！あのね、ゼウスったらね……」
貴方『……そうか。それは大変だったな』
Aはヘラの言葉一つ一つに相槌を打ち、彼女を労るような言葉を掛ける
同じ女として、今一番掛けて欲しいを選んで
暫く愚痴っていると、ヘラは少し落ち着いたのか機嫌が良くなった
ヘラ「ふぅ……ありがとうございました、姉様』
貴方『気にするな。それより、愚痴を言うのは私だけでいいのか？」
ヘラ「…今度、他の姉様達も呼んで女子会ですわ」
貴方『それがいい』
【ヘラ】
ゼウスの姉であり正妻。結婚の神であり神々の女王。嫉妬深く夫と相手にも容赦ない世界最古のヤンデレ。多分一番強い
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死音心音2.0(プロフ) - 仁王彩香さん» コメントありがとうございます!!はい、これからも頑張らせていただきます!! (2020年5月23日 14時) (
レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 初めまして作品見ました^ - ^続きの更新頑張ってください！！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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