柘榴が二十二粒 ページ24
幸村「へぇ、そんなことが…子供が好きなのかな？」
柳生「はい。ですので、いつも子供の裁判になると悲しそうな顔をなさるのです」
仁王「その顔を見る度に、俺達はあの人の優しさを感じるんじゃよ」
幸村「……」
それを聞き、幸村はより真剣にAを見た
すると、Aの隣で手伝っていたジャッカルが下を見る幸村達に気付き、ギョッとした
そしてAに何かを言って、その場を離れた
暫くすると、幸村達の所にジャッカルが来た
息が切れていたので、走ってきたのだろう
ｼﾞｬｯｶﾙ「お前ら…何でこんな所に居るんだよ！」
柳生「彼に、ハデス様の仕事をしている姿を見学してもらっているんです」
ｼﾞｬｯｶﾙ「ハデス？……あぁ、そういうことか」
柳生に説明され、ジャッカルは事情を察したのかそれ以上何も言わなかった
幸村「えっと…？」
ｼﾞｬｯｶﾙ「あぁ、自己紹介がまだだったな。俺はジャッカル桑原、此奴らと同じくハデス王の仕事の手伝いをしてんだ。よろしくな」
幸村「うん、よろしく。俺は幸村精市っていうんだ」
ｼﾞｬｯｶﾙ「幸村…？……!!」
ジャッカルは幸村の名前を聞いた瞬間、勢いよく仁王と柳生の肩を掴んで隅に連れて行った
ｼﾞｬｯｶﾙ「おいおいおい、どういうことだ！幸村精市って確か、Aの想い人の…!!」
柳生「いやそれが、色々ありまして……」
仁王「斯々然々ぜよ」
仁王が色々省略して説明すると、ジャッカルは頭を抱えた
ｼﾞｬｯｶﾙ「あー…ゼウス様の作戦ってそういう…」
柳生「あの方にも困ったものです」
柳生が呆れながらにそう言うと、離れていた幸村が不思議そうな顔をした
幸村「あの、俺此処に居ない方がいいかな？」
柳生「いえ、もう話は終わりました。それより、どうですか？私達の主は」
幸村「そうだね……とても優しそうな方だというのは分かったよ。それでいて、他人にも自分にも厳しいんだろうね」
柳生「えぇ、その通りです。…然し昔はそうではなかったらしいのですが……」
幸村「え？」
仁王「詳しいことは本人に聞いた方がええよ」
ｼﾞｬｯｶﾙ「そうだな。俺達が勝手に言うのもどうかと思うし」
ジャッカルはそう言うと仕事に戻る為、下に降りて行った
幸村「………」
幸村に疑問を抱かせて
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死音心音2.0(プロフ) - 仁王彩香さん» コメントありがとうございます!!はい、これからも頑張らせていただきます!! (2020年5月23日 14時) (
レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 初めまして作品見ました^ - ^続きの更新頑張ってください！！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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