30.第廿漆話 ページ30
中原「大丈夫か!?」
貴方『大丈夫です!いつもの事ですので!』←
中原「(いつもの事…?;;)そうか…
じゃあ、俺もそろそろ行くわ」
そう云って立ち上がった中也さんに、
俺は慌てて礼を云った
貴方『あ、昼飯ご馳走様でした!』
中原「おー。此方こそ旨い珈琲をありがとな」
そう云うと中也さんは、出て行ってしまった
俺はそれを見送り、幸せの余韻に浸っていた
それこそ、ニヤニヤが止まらない位に
貴方『同棲…中也さんと……ふへへ…』←
「只今戻りましたー!」
貴方『!!(ビクゥッ』
丁度ニヤけている頃に、隊員達が帰ってきた
俺は吃驚し乍も、なんとか平静を装う事が出来た
貴方『(あっぶねー…)
お帰り。ちゃんと食ってきたか?』
横光「はい。な、川端」
川端「…(コクン」
「隊長もお昼食べましたか?」
貴方『おう!じゃなきゃお前達に
示しがつかないだろ?さ、午後も頑張ろうぜ!』
そう意気込んで俺は書類に手をつけ始めると、
それを見ていた隊員達も席につきだした
(隊長、何か機嫌良さそうッスね)
(良いことでもあったのかな)
横光(まあ大方、中原幹部なのだろうが…)
川端「……」
暫く書類との睨み合いが続くと、吉川が遅れて
帰ってきた
吉川「すまん、遅れた!」
貴方『遅いぞ吉川!早く手伝え!』
吉川「嗚呼!」
それからは、唯ひたすらに書類を書き続けた
特に俺は黙々と作業を進めていた
貴方『………(中也さんと同棲中也さんと同棲中也さんと同棲中也さん同棲)』←
「な、何か隊長、怒ってない…?」
「怖ぇ〜…鬼気迫るって、正にあんな感じ
なんスかね」
横光「いや、あれは……」
吉川「頗る機嫌が良いな!」
「「え"!?」」
「分かるんですか!?」
吉川「嗚呼。付き合いが長いからな」
「へー…」
貴方『…………(カリカリカリカリカリカリ』
「いやめちゃくちゃ怖いんスけど!?」
横光「慣れればそうでもないぞ」
川端「…(コクコク」
「そういうものでしょうか…;;」
そんな会話も耳に入らない位集中していると、
急にあることを思い出した
貴方(…待てよ?大家さんには今日にでも話せばいいが、肝心の引越しの日取りは何時だ…?)
俺はペンを止めて考えだした
「あ、止まった…どうしたんでしょう?」
「さあ……」
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死音心音2.0(プロフ) - ひぇっ感想ありがとう……!!貴方にそんなこと言われちゃったらね、もうくたばってもいいわ!!アイデア云々で全然進まんけど、良かったらたまーにまた見てな! (12月31日 21時) (レス) id: 9393f3cace (このIDを非表示/違反報告)
Nansyoku(プロフ) - ししし失礼します...まだプロローグ読んだだけなんですけどやっばいです大好きです....中也先生と主人公と芥川先生がどうなっていくのかを草陰からヌフヌフ言いながら見守ります...おうえんしてまぁぁぁす....!! (12月27日 21時) (レス) @page1 id: f226542404 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 新美悠華@文アル大好き💛さん» ありがとうございます!!また不定期更新になると思いますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです…! (2023年3月18日 17時) (レス) id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
新美悠華@文アル大好き💛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです (2023年3月18日 16時) (レス) @page32 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます!続きをお楽しみに! (2019年11月9日 23時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
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