【文スト】同性、しかも上司に恋をしました【男主】

27.第廿肆話 ページ27

その後、俺達は一度 シャワーを

浴びた後、互いの仕事に戻った


貴方『帰ったぞ』


仕事部屋の扉を開けると、未だ書類と戦っている

横光達が見えた


横光達は俺達に気付くと、声を掛けてきた


横光「あ、おかえりなさい」


「隊長、お疲れ様です！」


「副隊長もおかえりなさーい！」


吉川「うむ、今戻ったぞ」


そうして返事をしながら席に戻ると、

何やら書類を大量に持った川端が

申し訳なさそうに近付いてきた


貴方『ん？どうした、川端』


川端「……;;」


貴方『嗚呼、追加な。そこに置いといてくれ』


そう云って川端を下がらせて、資料に目を通す


えっと、此方が経費のやつだろ。んで此方は……


確認しては判子を押し、を繰り返している内に

何時の間にやら時刻は昼を過ぎていた


貴方『うわっ、もうこんな時間か…
お前等、休憩にすんぞ！』


そう全員に言い渡すと、約数名は俺と同じく

それなりに時間が経っていたことに驚いた


吉川「何？もうそれ程 経っていたのか」


横光「どうりで。お腹が減りましたね」


川端「…(ｸｲｯ」


横光「ん？嗚呼、そうだな。
すいません、Aさん。お先に失礼します」


貴方『おー、行ってこい』


利一達が出ていくと、他の奴等も｢じゃあ俺も｣

といった感じで、各自昼飯を食いに行った


因みに、俺はもう少しで終わるということで

先に片付けてから行くことにした


…数分後


貴方『……よし！これで終わりだな！』


書類の最終確認を終え、俺は背筋を伸ばした


貴方『んっ…はぁ、疲れた…
久し振りに身体を動かした所為か、
余計に疲れた気がするな』


「そんなに疲れたっつーんなら、
マッサージでもしてやろうか？」


貴方『!!』


俺はその声を聞いた瞬間、扉の方に勢いよく

顔を向けた


貴方『え!?な、中原さん!?』


中原「よォ。何だ手前、まだ昼飯食いに
行ってなかったのか？」


貴方『は、はい。仕事がすぐに
片付きそうだったので…』


中原「ハハッ、手前のことだから
ンなこったろうと思ったぜ」


中也さんはそう云って笑うと、

目の前の椅子に座った


貴方『ところで、中原さんは何故此処に…？』


中原「嗚呼、食堂に手前の部下共が居たのに
手前が居ねぇのが気になってな。大方、
｢自分はいいから先に食ってこい｣的なことを
云ったんだろ」



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