11.第捌話 ページ11
大方、殺さないように
態と軽くやってるんだが
相手はそれを全力の拷問だと
思い込んでるってとこだろうな
「おい!ポートマフィアの拷問ってのは、
こんなもんなのか?全然大したことねぇな!」
男はそう云うと、大口を開けて笑いだした
どうにもそうらしい
うん…まあ…ここ迄くると、逆に可哀想だな…←
ほら見ろ。川端は何か、可哀想なものを見る目で
見てるし、横光は数秒毎に溜め息ついてんぞ←
これ、読者様からもツッコまれるんじゃないか?
現実にこんな莫迦はいないって←
貴方『もういい……川端、何処迄やったんだ?』
男に呆れて川端に現状を聞くと、川端は
自分の顔を殴る動作をしてから、
腕に何かを刺す動作をして頸を横に振った
要約すると「殴って駄目だったから、
腕を針山にしたけど、それでも駄目だった」
…ってところか?
此奴、川端の威圧だけでなく打撃にも耐えたのか
貴方『…というか二人共。
腕を針山をする時は、待ち針じゃなく
釘を使えと、前にも云っただろ?』
川端「……!」
横光「!すみません、忘れていました…」
貴方『いや、個人的に此方の方が良いって
云うだけだから、別にどっちでもいいんだが…』
「…え?」
ここ迄 会話すると、男は顔を青ざめさせた
貴方『嗚呼、じゃあアレもまだか?
ほら、千から七引くやつ』
横光「それは今からです。川端」
川端「…(コクッ」
川端は頷くと、奥から台車を押してきた
その上にあるのは炭を焚いた小鉢、
小鉢で熱せられた鏝、ペンチ、釘という
拷問においてメジャー(?)なものが乗っていた
それ等を見ると、男の顔色は更に青くなった
「ち、ちょっと待て!!何だよそれ!?」
貴方『見て分かんねぇか?道具だよ、道具』
「見て分かんねえから聞いてンだよ!!」
男はそう怒鳴ると、暴れだした
漸く察しがついたか…遅すぎだろ
貴方『今更だが、云っておこう。
お前は…いや、お前達はこの組織を甘く過ぎた』
「何を、云って」
貴方『ポートマフィアの拷問が、
こんな直ぐに終わる筈がねぇだろ』
「わ、悪かった…なぁ」
貴方『今から俺が良いと云う迄、
千から七を引き続けろ。いいな?』
「は……ちょ、待っ…!」
貴方『さて……
1000引く7は?』
「ひッ…!!ぎ、ぎゃあぁぁぁぁ!!」
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死音心音2.0(プロフ) - ひぇっ感想ありがとう……!!貴方にそんなこと言われちゃったらね、もうくたばってもいいわ!!アイデア云々で全然進まんけど、良かったらたまーにまた見てな! (12月31日 21時) (レス) id: 9393f3cace (このIDを非表示/違反報告)
Nansyoku(プロフ) - ししし失礼します...まだプロローグ読んだだけなんですけどやっばいです大好きです....中也先生と主人公と芥川先生がどうなっていくのかを草陰からヌフヌフ言いながら見守ります...おうえんしてまぁぁぁす....!! (12月27日 21時) (レス) @page1 id: f226542404 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 新美悠華@文アル大好き💛さん» ありがとうございます!!また不定期更新になると思いますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです…! (2023年3月18日 17時) (レス) id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
新美悠華@文アル大好き💛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです (2023年3月18日 16時) (レス) @page32 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます!続きをお楽しみに! (2019年11月9日 23時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
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