雷門に吹く新しき風 ＃１ ページ5
貴「：：：：：：：」
ここが、私が待ちに待った雷門中か：：：。とか、思いながら私は初○ミクの音ゲーをやっていた。
剣「珪子、学校でのゲームは使用禁止だ」
隣にいた剣城にPS v○taを取られる。キャップを被って学ランにフード付きのパーカーを重ね着した私は頬を膨らませる。まあ、キャップで他の人には見えないけど：：：。
あ、隣にいるのは剣城京介。同期のシードであり、親友である。で、今はフィフスセクターの指示で雷門に転校、剣城は入学となった。
まあ、本来の目的はサッカー部を潰すことなんだけどね。
え、何故私がいるかって？ウフフ、まあフィフスセクターからの指示、だけど本当はイシドシュウジこと豪炎寺修也さんからの命令で来ている。それは、
回想
貴『え？私も剣城と一緒に雷門に行くのですか？』
豪『ああ、剣城には雷門を潰せと命令したが、丘橋珪子。お前にはこれから起こるだろう剣城と雷門の一戦で雷門のGKをやってほしい』
貴『GK？』
豪『行けば分かる、今お前が何をすべきか：：：』
回想終わり
貴「：：：行けば分かる、ねえ」
剣「どうしたんだ？」
貴「：：：いや、行こう。『雷門を潰しに』」
そして私達は雷門中へと踏み出した。
？「：：：：」
―――――――――――――――
セカンドチームと対戦後、
貴「痛々しいというか、何というか：：：」
まあ、ゴットエデンに比べればさほどひどくはないけど：：：。
剣「フッ、この程度か：：：」
お決まりのセリフを剣城が言う。私はその隣にポケットに手を入れて立っていた。まあ私の目的は雷門を潰す事じゃないからね。にしても、本当に弱いな〜セカンドチーム。これなら私一人でも倒せちゃうよ。
雷門の先生「なんて事を！」
すると、フィールドの外から久遠監督と多分雷門中の先生であろう男の人が入ってきた。
剣「ハハ、雷門サッカー部は俺が破壊した」
剣城は皮肉めいた顔で宣言する。
雷門の先生「こんなことをして君たち、クラスと名前を言いたまえ！」
いや、私やっていないんですけど：：：。でも、珪子さん。マナーはわきまえてるつもりだから。ちゃんと名前は言いますよ！
貴「えっと、私は丘橋珪子。転校生です！」
久「丘橋：：：珪子」
私が自分の名前を言うと久遠監督が復唱しながら顔をしかめた。
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作者名：keito | 作成日時：2015年5月18日 0時
