フェイと私 ページ4
貴「わあ、キャラバンだ::::」
フ「もう少し驚いてくれても良くない?」
私、丘橋珪子はフェイをサポート役としてイナGOの世界に行くことになった。今から例のキャラバンに乗るところだ。
貴「しかも:::」
私は、窓が開いている所を見る。
ク「やあ、お嬢さん!私はクラーク・ワンダバット。よろしく頼む」
と、言いながら私に手を振っている水色のクマが一匹。
貴「水色のクマが運転席に乗って私に指の無い手を差し伸べてる!」
分かっていたとしても、やはり驚くものだ。
貴「やっぱり、ぬいぐフ「早く乗って、珪子」は、はい」
言葉をかぶされながらフェイに後ろから押されてキャラバンに乗りこむ。ワンダバとはちゃんと握手をしましたよ、はい:::。
そして、私は一番前の座席に座りフェイも私の隣に座った、フェイを見るとフェイの手元には一枚のタブレットが握られていた。
何をしているんだろう:::首を傾げているとフェイが、
フ「珪子、自分のケータイを持っているかい?」
と、聞かれる。私は
貴「あ、うん」
と言って自分の携帯を取り出した。スマホだぜ、イェイ☆
フ「少し貸してくれない?」
貴「どうぞ?」
そう言われてフェイの手元にスマホを置くとそのまま、
バキッ
と、膝で逆方向に折られた。しかも勢いよく、しかも躊躇いもなく、
貴「OH、MY GOD!何で壊したの!?」
私は頭を抱え込みながらフェイに訴える。けれど、フェイは澄ました顔で私に言った。
フ「もう、『必要』ないからさ」
貴「必要:::ない?」
フェイの言葉に耳を疑う私。けれど、フェイは私にある物を渡してきた。
フ「今度からこれを使うんだ」
貴「ん?」
それは、スマホだっ貴「さっきと変わらないスマホじゃねえか!」
そう、さっきフェイが壊したのと同じカラー、機種だった。だったら、壊す意味なかったじゃん!
フ「いいや、壊す意味はあったよ。あのスマホはこちらでは使えないからね」
貴「ああ、そういう:::ってそうなの?」
私は、フェイから受け取ったスマホをじっと良く観察すると、
貴「ワープ機能、通信機能、カメラ機能、ボイス手帳?」
そんな機能があった。あってどうする。
フ「あ、後、珪子。これから君はフィフスセクターに入ってもらって化身を出すまで特訓してもらう」
貴「はい!?」
フ「とにかく、今は時間が無い。説明はまたするから、今はゴットエデンへと向かおう」
嘘――――!
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作者名:keito | 作成日時:2015年5月18日 0時