暗殺教室～男装少女はマフィアのボス？～短編集 (ページ2)

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今日一日、女の子になります！　＃１ページ2

(男装がバレた後のお話です)

貴「は？」

カ「だ～か～ら、罰ゲームで明日、一日ちゃんと指定の制服で着て過ごして欲しいの！」

何故か、俺は茅野とトランプゲームをやって負けてしまった。しかも罰ゲーム付き。勝者は敗者に一つだけ命令出来るというルールだ。俺はトランプには自信があった。騙すことが得意な俺がまさかの茅野に負けてしまった。失態だ：：：。

貴「指定の制服って、茅野。俺はちゃんと指定の制服を着てるぜ？」

そうだ、指定の制服はちゃんと着ている。男のだけど。けれど、茅野は違う、違う！とぶんぶん顔を横に振って俺の下半身を指差した。

カ「そういう指定じゃなくて！尭ちゃんは女の子でしょ？ズボンじゃなくて、ちゃんとスカートを履きなさいって言ってるの！」

貴「いやいやいや、無理無理無理！」
カ「負けたんだから言う事聞きなさい！」
貴「渚！お助けを～！」

渚「無理」

渚に拒否られた俺は空しくも、茅野の願いを叶えることになってしまった：：：。
俺、スカートはスース―するから嫌いなんだよな。

そんな事を言っても、やると言ってしまった時点で俺の拒否権はもうなくなってしまっている。

これは、覚悟を決めるしかない。

～次の日～

女子「「可愛い～！」」
男子「「お～！」」

教室に入った途端、クラスのほぼ全員が俺の姿を見て喜んでいた。

磯「本当に、女だったんだなお前！」
前「足、ほっそ～」
平「超、スレンダー！」
メ「男装しても、女装しても、かっこいいわね～」

貴「：：：」

何だろう：：：すっごい恥ずかしいんだけど。殺せんせーなんて、

殺せんせー「いやあ、まさか鞍野君の女装姿を拝める時が来るとは：：：思ってもみませんでしたよ。ヌルフフフ」

俺のスカート姿を見て、頬を赤らめてやがる！俺は隠し持ってたナイフをシュタッと投げる。まあ、当たらないんだけど。

俺はみんなから逃げるように自分の机に向かい座る。何故か視線が痛いのは何故だろうか：：：。
すると、俺は前の席で俺をじっと見ていた渚と目があった。

貴「：：：((ニコッ」
渚「！／／／」

微笑むと渚は顔を真っ赤にしてそそくさと前を向いた：：：はずだったけど。

コツコツコツッ

と俺の方へと歩み寄ってきた。そして机を挟んで俺と向かい合う。

貴「？」

すると、渚は俺の耳に口を近づけて他のみんなに聞こえないように囁いた。

渚「可愛いよ、尭。僕以外誰にも見せたくない位に：：：」

貴「／／／！」