ワープと謎の物陰 ページ4
貴「でも、本当に宇宙に来ちゃったね：：：」
遠くなる地球を見て呟くと、好葉ちゃんが不安そうな顔をして言った。
好「本当に遠い星に行くんだね」
久「１８万光年先だからな」
真「正確には、１８万８０００光年です」
真名部の言葉を聞いてそれがどれくらいあるのかは容易に想像出来るものではないと分かる。気が遠くなりそうだ。
皆「光の速さで飛んで１８万：：：」
さ「気が遠くなりそう」
鉄「着く頃に俺達：：：爺さんになってる」
何て鉄角が言っているが、みのりさんから聞くと『ワープ』を使うらしい。成程：：：、
貴「ワープか：：：」
久「そうか、ワープか！」
鉄「すげー！」
さ「三人共知ってるの？」
貴／久／鉄「「「全然！」」」
―――――――――――――――ー
昼食を食べ終わった後、ワープのアナウンスが入った。私達はそれぞれワープする席に座る。そして何故か、
貴「私：：：ここですか？」
み「ええ」
さ「すごーい！特等席じゃん！」
皆が前の方の席に座るというのに、何故か私の席はど真ん中である。椅子は他の皆と一緒なののだと思ったが：：：。
貴「ちょっと待って：：：私の席無いじゃん！？」
黒「お前にはワープする為の『サポート』をしてもらう」
貴「：：：『サポート』？」
すると、入り口のドアが開く音を聞いたと鉄角が話に割り込んできた。私は話に夢中になって気付かなかった。
けれど、皆いるのに入り口のドアが勝手に開くのはおかしい。しかも、入り口の方に近寄ったメンバーはいない。
他の何者かが侵入している可能性が高い。皆はそう考えた。
貴「ええ？得体の知れないものとかマジやめてよ？」
皆「可能性は無いわけじゃないよね。１００％：：：」
さ「いやー！」
葵「無理無理無理！」
貴「って、何で私に二人して捕まるのさ！」
さくらと葵は怖いのだろう。私の両腕を片方ずつしっかりと掴んだ。いやいや、身動きとれん！
さ「だって、螢ちゃんは私達の騎士(ナイト)だもん！」
葵「螢さんなら私達を守ってくれる事を信じてますから！」
貴「いや、騎士(ナイト)ちゃうし。ていうか、私庇って死ぬ前提で言うのやめてくれない？私も一応怖いんだよ？」
そんな事を言いながら、私達はその何者かと対面する。それは：：：、
貴「あ、君：：：」
天「信助！」
信「アハハハ：：：ごめん」
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作者名：keito | 作成日時：2018年1月10日 10時
