とある天才人形師についての本 ページ6
貴「はあ:::」
巴「どうしたの?溜息なんかついちゃって」
貴「巴ちゃん:::別に、暇なだけだよ?」
図書委員会に入っている私。
今日は私と後輩が図書当番なのだが、後輩は今日は風邪で休み。私一人だけとなった。
ここに来るほとんどは受験勉強をする先輩や、本好きの人ばかりで利用する人はあまりいない。
巴「放課後はあまり来ないもんね。図書室」
貴「う〜ん、巴ちゃんは良く来てくれるよね。嬉しい」
巴「あ、ありがとう?」
私は、巴ちゃんから視線を受付に積み上げてあった本に移して面白い本を探す。私が良く読むのは歴史やファンタジー系の小説などを読む。
ノンフィクションよりは現実ではあり得ないフィクションの方が好き。
貴「:::ん?」
私はアンティークが施された少し分厚い本を手に取る。ずっしり重く、重りでも持っているのかの様だった。
『タイトル』を見ると、
貴「『とある天才人形師の本』?」
本のページをめくってみると、そこには天才人形師『ローゼン』という名前が載っていた。
その隣に映るアンティークドール達は何となく蒼星石達と似ている。
貴「:::」
いや、似ているだけじゃない。作りも、形も、何もかもが彼らとそっくりだ。
もしかして、彼が彼女達を作ったのではないかと私は考えた。しかもこの人には不思議な力を持っている。
蒼星石達が動いているのにも合点がつくはずだ。
貴「:::」
私は、家で読むためにその本を借りた。
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RIN - 蒼星石って女の子ですよね?あれ? (2017年12月10日 20時) (レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
迷い少女 - 禁断の恋……グッジョブです!keitoさんナイスです!蒼星石私も大好きです! (2017年2月11日 21時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
スズム - 私こんな小説まっていました!続きまってます (2016年9月3日 23時) (レス) id: f5753a9cbf (このIDを非表示/違反報告)
AYURI(プロフ) - keitoさん» (`・ω・´)ゝビシィ (2016年4月12日 17時) (レス) id: ec5663ae21 (このIDを非表示/違反報告)
keito(プロフ) - はい、読ませて頂きます<(_ _)> (2016年4月12日 17時) (レス) id: 5710870048 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:keito | 作成日時:2015年7月6日 17時