ローランという少年の謎 ページ23
ジュ「:::」
の「お帰りなさい、ジュン君」
雛「お帰りなさいなの〜!」
姉ちゃんと雛苺が笑顔で俺に呼びかける。けれど、俺は有田達の事で頭がいっぱいになってそのまま二階へと上がった。
の「あら、どうしたのかしら?」
雛「なの〜」
自分の部屋に入ると、部屋の中で真紅がどこからか持ってきた本を読んでいた。しかもフランス語の本だ。どこから持ってきたんだ?
まあ、気にしたら負けだと思った俺は一言伝えてから椅子に座った。
ジュ「:::」
前世:::前世か。
前世の記憶があるというのなら、まだ分からなくもないが:::前世の人間が幽霊となって出て来るなんてありえない。
でも、ローゼンメイデンという動く人形もいるのだからありえなくもないのか?
あの時、俺はどういう事なのかもっと詳しく知りたくて有田と『ローラン』に聞こうとしたが:::、
ジュ『あのさ、お前ってな『では、僕はここで失礼するよ』ええ〜!?』
貴『あ、うん』
ジュ『ちょちょ!俺、お前に質問が『さよなら』ちょっと〜〜〜!!』
聞かれたくなかったのか、はたまた忙しかったのか。まあ、絶対に前者だろうが:::。
失礼にも甚だしいだろ、あいつ。
有田は止めないまま『ローラン』に手を振るし。まるで、あいつの心情を察していたような:::。
真「どうかしたの?ジュン」
ジュ「え、えっと:::お前にちょっと質問があるんだけど:::良いか?」
真「:::ええ、良いわよ」
無表情から顔を変えないまま、本を閉じて俺の方をゆっくりと向いた。
まるで、聞く内容が分かっているような顔で俺を見る。知らない内に、俺の体が冷や汗を掻いているのが分かった。
聞いてはいけないもののような気がしてならない。けれど、
ジュ「『ローラン』:::って知ってるか?」
自分の好奇心に勝てなかった。いや、ローゼンメイデンに関係あると思ったからかも知れない。
真「:::」
ジュ「:::って、知るわけ「知っているわ」:::え?」
真「知ってるわよ。ローランていう:::少年のことを」
そして、真紅は少し不気味な少し艶のある笑みを浮かべて言った。
真「教えてあげてもいいわよ。あの子のことを:::後悔しないならね」
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RIN - 蒼星石って女の子ですよね?あれ? (2017年12月10日 20時) (レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
迷い少女 - 禁断の恋……グッジョブです!keitoさんナイスです!蒼星石私も大好きです! (2017年2月11日 21時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
スズム - 私こんな小説まっていました!続きまってます (2016年9月3日 23時) (レス) id: f5753a9cbf (このIDを非表示/違反報告)
AYURI(プロフ) - keitoさん» (`・ω・´)ゝビシィ (2016年4月12日 17時) (レス) id: ec5663ae21 (このIDを非表示/違反報告)
keito(プロフ) - はい、読ませて頂きます<(_ _)> (2016年4月12日 17時) (レス) id: 5710870048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:keito | 作成日時:2015年7月6日 17時