チビ人間?チビジュン? ページ19
ジュ「有田:::悪い。着いて来てもらうような形になって」
貴「私、翠星石の事が気になってたから。着いて来てもらうって言うよりは勝手に着いて来ただけだよ」
ジュ「そうか、そうだな」
私は制服のまま、桜田君と一緒に歩きながら桜田君の家へと向かう。少し遅くなるという電話をおじさんに入れて置いた。
そして、私は桜田君の家に招き入れられた。
翠「蒼〜!会いたかったです〜!」
貴「うん、私も会いたかったよ〜」
玄関から入ると、私が来るのを予想していたらしい翠星石は私の腕の中に飛び込んできた。
嬉しそうに私の名前を呼ぶ翠星石に、私は顔を綻ばせた。
貴「どう、翠星石?こっちの生活には慣れた?」
翠「慣れるもなにも、あのチビ人間の世話で大変ですよ〜!」
貴「チビ人間?」
私は、翠星石の言った言葉に桜田君の方を向く。翠星石が『チビ人間』とか言うのは多分、桜田君しかいないんじゃないかなって思ったけど:::。
米神に皺を寄せている桜田君を見て、『チビ人間』は桜田君だと確信した。
貴「翠星石?」
翠「?」
貴「チビ人間はダメでしょ?桜田君だって名前があるんだから:::」
ジュ「そうだそうだ、言ってやれ!」
貴「『チビジュン』とかで言いんじゃない?」
ジュ「良くねえよ!」
――――――――――――――――ー
そして私は、翠星石を抱っこして桜田君の部屋へ入った。ベットには、真紅と雛苺が寝ていた。
貴「あれ?雛苺も?」
翠「真紅を心配していましたですから、隣で寝ているだけです。真紅のようには寝ていません」
貴「そう:::」
私は翠星石を降ろして、ベット傍に座って眠る真紅を見る。本当に微動だにもしない。本当に人形なんだと改めて感じた。
ジュ「確か、『人工精霊』だったよな?」
貴「うん、そうだよ。真紅の人工精霊はどこにいるの?」
翠「:::鞄の中です」
翠星石にそう言われて、私と桜田君は真紅がいつも寝場所に使っている鞄の方へと体を向けた。
真紅の目覚め→←ローゼンメイデンと彼女の関係 ジュンside
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RIN - 蒼星石って女の子ですよね?あれ? (2017年12月10日 20時) (レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
迷い少女 - 禁断の恋……グッジョブです!keitoさんナイスです!蒼星石私も大好きです! (2017年2月11日 21時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
スズム - 私こんな小説まっていました!続きまってます (2016年9月3日 23時) (レス) id: f5753a9cbf (このIDを非表示/違反報告)
AYURI(プロフ) - keitoさん» (`・ω・´)ゝビシィ (2016年4月12日 17時) (レス) id: ec5663ae21 (このIDを非表示/違反報告)
keito(プロフ) - はい、読ませて頂きます<(_ _)> (2016年4月12日 17時) (レス) id: 5710870048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:keito | 作成日時:2015年7月6日 17時