プッチンプリンが4つ ページ6
「ホント死ぬかと思った」
「相変わらず、やりますねぇ菅原くんは」
と、親友の有紗と先程の話をする私。
ホンジョウアリサ
本城有紗、剣道部部長。
クラスは別だが基本昼は一緒に食べている。
「もうさ、私どうしたらいい?」
「んー、告れば?」
飲んでいたプリンシェイクを吹き出す私に、汚いと笑う有紗。
「ゴホッゴホッ.......ちょ、な、な、何言って!」
「でも、2年半年もうだうだしてるじゃん」
そう、菅原を好きになって2年半年。
どれほどの年月を割いてきたか。
「む、むり。だって、美人以外興味ないって言ってる人だよ?」
「じゃー諦める?」
なんて、たこさんウィンナーを食べながら
有紗は首をかしげる。
「それもなんかヤダ。」
「じゃーどうするわけ?」
「...整形?」
なんて、馬鹿なことを言う私に
はぁとため息をつく有紗。
「それ、一昨年も去年も言ってたけど!!」
口癖になってますが?なんて、呆れたように
私を見る。
「でもでも、好きなんだもん。」
なんて、溢れ出す気持ち。
「何が好きなのかな?」
なんて、後ろから聞こえてくる声に
ドキッと高鳴る鼓動。
「す、菅原!?」
「おー、木村に本城か。」
なんて、にひっと笑う菅原。
「え、あ、プリンシェイク?」
なんて、必死に誤魔化す私をみて、隣で爆笑する、有紗。
「そんなに美味しいの?」
なんて、私の飲んでいた
プリンシェイクに手を取る菅原。
「....あまっ...こんなの毎日飲んでたら太るぞー?」
なんて。しかめっ面で大胆なことをする菅原に言葉を失う。
これって.......
間接キスじゃない?
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作者名:初春 | 作成日時:2019年8月18日 15時