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プッチンプリンが1つ ページ3
｢俺は美人以外興味無いべ｣
なんて、言葉を何度聞いたのだろうか。
爽やかそうに見えて、以外に黒いことを考える、爽やかイケメン。菅原孝支。
バレー部、副部長。同じクラスで私の好きな人。
｢ねぇ、それ私の前で言う？｣
｢ん？お前も充分可愛いべ？｣
なんて、爽やかに笑う彼に一々ドキッとする私。情けない。
｢はいはい、でも美人でわないのでー｣
自分の気持ちに誤魔化しながら
適当に返すと
二ヒット笑う彼に心底ずるいと思う。
しかも隣の席なのが余計無理。
｢ほら、休み時間終わるよ。｣
｢おー、次は数学だっけ？｣
｢そそ、早く準備しないと怒られるよー加藤うるさいし｣
｢それな、ほんとにうるさいよな｣
なんて、次の授業の準備をしながら他愛のない話をする私たち。
この時間が止まればいいのに。
まぁ。無理か。
｢...木村｣
突然私の苗字を呼ぶ菅原。
｢んー？なに？｣
｢教科書忘れた｣
なんて、珍しいこともあるようで。
｢え、間に合わなくない？｣
｢だよな...あ、そうだ木村見せて｣
なんて、机をもち私の机にくっつけてくる
菅原。
｢はぁ？なんでそうなるのよ｣
｢こっちのが見やすいべ？｣
なんて、笑う彼。
ほんと.......ずるい。
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作者名：初春 | 作成日時：2019年8月18日 15時
