GENERATIONSの花の紅一点ちゃん

話したい。 ページ36

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リハ室に戻ると亜嵐くんが心配そうにこちらを見ていた。


"大丈夫だよ"と軽く微笑む





亜嵐「よしっ、じゃあまたはじめよっか！」


亜嵐くんの声でまた皆が定位置に立ち歌にダンスを合わせていく。
私はゆうぴの隣。


でも気になるのは貴方の姿ばかり。


・


隼side


廊下で声をかけられたけど素直になれない俺は
Aを見ることさえできなくて逃げてしまった。


ほんとは話したくてしょうがないし気になってしまう。






『ゆうぴ、ゆうぴ、ここ教えてくれない？』

裕太「ここはな？腕をパッってやってから脚グイィィーやんねん。」

『何それw全然分からないよw』





今だって裕太くんとの距離感が近すぎる。

俺がすぐに間に入りたいけどそれをするのは俺じゃない。

とりあえずこの関係を何とかしないと。


Aとのペアダンスだってあるっていうのに。





・


貴方side





『はぁ、はぁ、。』


裕太「だいぶ疲れるなぁ今回の」


涼太「歌ってても結構辛いかもなぁ、」


『でもやりがいあるよね』


玲於「まぁこれ乗り越えれば楽だから頑張るか」


龍友「せやな」






スタッフ「とりあえず今日はこれで以上です。明日もよろしくお願いします」






構成を考えてくれるスタッフさんの指示で今日は終了。


隼、。隼は、


姿を探すと龍友くんの後ろで荷物の整理をしていた。


話さないと。


でも、またさっきみたいに断られたらどうするの、？


.......いや、そんなの気にしてたら前に進めない。


とにかく誤解を解かないとっ、。




亜嵐「おつかれ〜」

龍友「亜嵐くん飯いこうや」

亜嵐「いいね！玲於は？」

玲於「亜嵐くんの奢りなら行きますよ」

龍友「奢ってくれる言うとったで」

亜嵐「いやいや言ってないからw隼は？」

隼「今日は遠慮しときます！」

涼太「僕も忙しいんで今日は、」

メン「俺も行くとこあるからパス〜」

裕太「マイロとアルビーと遊ぶか帰るわ〜」

龍友「Aも行くか？」

『、いや、私は今日はいいや、！』

亜嵐「.......そっか！まぁ涼太も忙しいって言うし今日はこのメンツで」




亜嵐くんはなにか察してくれたのか強制的に誘うなんてことはしなかった。


普段ポンコツなくせにほんとによく周りを見てくれてる。









皆が先に帰ってしまって残ったのは私とずっと喋らない隼だけ。



今しかない




「『.......あのさ』」





私の声は隼の声と重なった。

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