その７ ページ24
釘崎「なに、また呪霊！？」
伏黒「いや、アレは式神だ！」
野薔薇ちゃん達が突然の訪問に武器を構えたりする中、神門は急に驚きながら私の影から出てくる。
神門「外道丸！？お前なんでこんなところに…！」
外道丸「あ、堕天式神じゃないですか。
お久しぶりでござんすね、てっきりもう成仏したかと思ってました」
神門「ッ、相変わらず憎たらしいこと言いよるわ…」
「え、なにおたくら知り合い？」
そんな睨み合う式神達に挟まれた私は両者を見ながら困惑する。辰馬兄さんは神門の後ろで怯えてるし、中々カオスな状況だ。
神門「一応俺より昔から結野家に仕えていた悪行罰示式神や。コイツも式神の中では格段に強いが、まさかこのモジャモジャの式神だったとは……」
そう神門が説明するが、外道丸さんはそれを聞いて『少し違います』と訂正する。
外道丸「あっしは辰馬様の式神ではなく、前に銀時様と契約を交わした式神です。
銀時様が特級呪霊に襲われたと晴明様から聞いたので、急遽この場に駆けつける事になりやした」
以後お見知り置きを、と頭を下げる外道丸さん。
…なんか、マジで強そうだなこの人……確かにこの式神が銀時といたのなら真人の分身相手でも問題なくやっていけたのは納得がいく。
釘崎「で、でもなんで坂本さんを追いかけてたの？」
そう野薔薇ちゃんが聞くと、外道丸さんは「ああ、」と思い出したように呟く。
外道丸「それはあまりにもお誘いやセクハラがしつこかったからです。
断ったのに中々諦めてくれなくて、ついあっしもイライラしてしまって」
そんな話を聞くと、私と野薔薇ちゃんは顔の影を濃くさせる。
釘崎「…先輩」
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜」
そして野薔薇ちゃんの声と共に、私は魔法の言葉を呟きながら辰馬を引っ張り出した。
坂本「え、ちょ、嘘じゃろ菫、おまんらさっき匿ってくれるって、」
外道丸「行くでござんすよ辰馬様。銀時様もあの世で待っています」
坂本「あ、え、ちょ、や、勘弁してくれんか、式神さん。
さすがのわしでもそんな金棒で潰されたら命が保たな――」
ﾊﾞﾀﾝｯ
伏黒「…ご冥福をお祈りします」
釘崎「あんな女の敵に祈らなくていいのよ」
「首もげろ」
神門「菫様、アンタが呪言師やったら大変な事になってたんやろうな」
――もしかしたら私は呪霊云々の前に、身の回りにいる邪念を祓わなきゃいけないのかもしれない。
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勇者の人(プロフ) - 水泳進化人さん» いえいえ、こちらこそ説明不足ですみません！これからはもう少しわかりやすく書いていこうと思います、ご指摘ありがとうございました！ (2021年7月2日 5時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - 勇者の人さん» あ、マジすか！？返事をくれてありがとうございます！！！では今後からはそこを理解した上で読まなくては……！！ (2021年7月2日 4時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 水泳進化人さん» 一応補足ですがゲトゥーさんは主人公ちゃんに近づく為に偽名を使っています。正体がバレると後の渋谷での計画が崩れる事になるので。笑って頂いてとても嬉しいです、コメントありがとうございました！ (2021年7月1日 22時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - 由夏（ゆか）じゃなくて夏油（げとう）でやんす、ちょっとわらってもうた (2021年7月1日 20時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - レイレインさん» 毎度ありがとうございます！原作の主人公もついに死期が訪れたのと、ちょっぴり成長したたかすぎくん（二十代）です。えらいぞ、たかすぎくん！ (2021年5月22日 21時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年5月22日 8時
