その８ ページ9
菫Side
五条「まあでも、菫ってゲーム上手いんでしょ？」
だったらこれくらい楽勝でしょ〜、と笑う五条先生に思わず溜息をつく。やってないからそういう事を言えるんだぞ貴様は……
駄菓子菓子、私もだてにプロ実況者を名乗ってる訳じゃない。
「…ゲーマー舐めないでください。ダクソは長いからやりたくないだけです」
五条「おっ言うねえ。じゃあ僕ちょっと出かけてくるから、頑張ってねヴィオちゃん！！」
ヴィオちゃん言われた。気分悪いから後で精神的に追い詰めてSAN値抉り取ってやろうっと(理不尽)
「まあとりあえず、やれ言われたしな…」
文句を言い終えた後は指示に従い、ダクソを起動させる。
「……あ？
なんだ、五条先生のデータ残ってるじゃん」
私に渡す前に難易度を調べてくれたのだろうか…呪骸もまだ起きる様子はないし、どこまで進んだか気になるからちょっと先生のデータを起動させてみよう。
クリアしたのかな？と思いながらも見てみると……
「…初期設定のままじゃねーか」
――装備していたのはただの布の服に軽いダガー。それどころか、アバターは髪が白いだけでほとんどデフォルトのパーツのままだ。
あの適当先生の事だ、恐らく面倒になってそのまま投げ出したんだろうな。
または私にやらせる為にあえてゲームをスタートしておいてくれたか……いや、前者で間違いないだろう。
「まあ、今からキャラクター作るのも面倒だし、このまま行くか！」
そんな訳でゲームスタート。すると早速最初の初見殺し系ボスが襲いかかってくる。
ここは確か近くにある鍵を取ってひとまず逃げるのが攻略法だったな。
そして、鍵が置いてある場所へ行くと……
《ここにあると思った？w》
「……」
――そう書いてあった紙が置いてあるだけだった。
そしてあまりのショックに呆然としていると、すぐさま背後から殺られてGAME OVER。
「いや、何こｒ…」
ﾄﾞｶﾞｱｧｯ！！
「ぶべらっ！！」
(こんのクソグマ…いや、落ち着け私。これが特訓だ。耐えなきゃダメだ。)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
