その６ ページ7
五条「じゃ、まずは悠仁に軽く説明しちゃうね。」
そう言うと、五条は映画鑑賞の特訓に関して軽く虎杖に説明をする。要には無傷で映画をしっかり最後まで見れるように呪力を保つ能力を身に着けないといけないらしい。
そんな簡単そうに見えて中々過酷な特訓に、菫は(私のもあれくらいキツイのか)と嫌な思考を巡らせる。
五条「はい、じゃあ悠仁は手始めにまず無傷で映画一本観れるようになろう！」
早速映画を一本つける虎杖に頑張ってねー、と五条は手を振ると今度は菫に向き直る。
「はい、じゃあ次は菫。着いておいで！」
こっちだよ、と彼女の手を引きながらすぐ隣にあった部屋を開けて手招きをする五条に、菫は困惑する。
「なんで個室？」
五条「そりゃ、映画観てる悠仁にはちょっと悪いからね」
そんな返しに彼の意図を掴めないまま、菫は戸惑いながらも辺りを見回す。
「この部屋…防音工事が行ってあるんですか？」
五条「うん。多分君うるさいだろうから」
「…？」
――やってきた小さな部屋は、声が籠もっている様に聞こえる不思議な空間。一応目の前には大きな液晶テレビやプロコントローラー、ヘッドホンにゲーミングチェア等と言った最善の設備が整っている様だが。
五条「菫の特訓は基本的には悠仁と同じ。ここには爽快アクションゲームからパズルや恋愛シミュレーションゲーム等といった色んなゲームがあるから、それを無傷でクリアしてほしい。」
有名な実況者なんだからこれくらいできて当たり前だよね？と言う五条に菫は「まあ…」と頷く。
「っていうかなんで私が実況やってる事知ってんですか」
五条「前野薔薇が悠仁にLINEで言ってたのを聞いたの」
「ああそっか…」
五条「ちなみに実況だから、プレイした分の動画は自動的に録画されて僕や僕に協力してくれる仲間達に届くようになってるよ。」
だからサボっちゃダメだよ？と微笑む五条。
「ハッ、みくびんなよ。
私だって数日またぎの徹夜は慣れている」
五条「いやそこまでやらなくていいから」
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
