その１０ ページ42
そこで菫は息をすると、ゆっくりと喋り始める。
『……昔々、あるところにとても仲のいい母と少年の親子がいました。』
―――親子は普段いつも家にいましたが、ある日好奇心に押されて外を出てしまいます。
しかし彼等が住んでいる場所はなんと深い森の中。化け物の巣窟として知られているこの場所から、果たして彼等は無事に帰ってこられるのでしょうか？
冒険の途中、親子は様々な化け物に出会いました。
見えないお友達と会話をする化け物に、仲のいい化け物や不思議な儀式をする化け物。
やがて怖くなった親子は珍しい化け物を見た後逃げ出してしまいます。
そして、彼等は家にまで戻るのですが…なんと、扉が開きません。
母を護るべく少年は何度も扉を開けようとしますが、それは叶いませんでした。
……すると、そんな中母親は後ろから滲みよってきた大きな化け物に言葉を失ってしまいます。
"お母さん、どうしたの？"
母親の異常を察知した少年がそう聞くと、母親はこう返しました。
「"ねぇ、悠くん……
後ろ、見てみて"」
虎杖「……え、母ちゃん何言って……」
そう菫が呟くと共に虎杖が背後を振り向くと……
夜蛾「夜は霊がよく出ると聞くが、まさか本当に出てくるとはな……
君達の主張、学長室で詳しく聞かせてもらおうか。」
虎杖「……こだまでしょうか」
「……エ〜シ〜……」
――そこには、正に背筋が凍る程の正体があったとさ。
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
