その４ ページ5
虎杖「…あれ」
五条「籠もってなかったね、呪力」
虎杖「なんで！？」
……が、何故かあの時とは違って呪力は出ていなかった。
五条「菫もやってみる？」
「部屋吹き飛ばしてもいいんなら」
五条「そんな弱い拳、僕が受け止めるから恥ずかしがらなくても大丈夫だよ」
だからおいで♡と煽る五条に、菫は内心かなりイラッとくるのを感じる。
そして、彼女がその怒りを保持したまま拳を突き出した瞬間―――。
ﾊﾞｼｯ！！
「！」
虎杖「おぉ！すげぇ、ちょっと出た！！」
微力だが一瞬だけ青白いオーラが拳から流れ出たのを見て、驚く菫と虎杖。
五条「――この通り、呪力の源は負の感情。悠仁の言う"あの時"は怒りや恐怖に満ち溢れていたんだろう。」
そう五条が言うと、虎杖は納得する。
虎杖「あ、呪力を使う時は常にブチ切れてなきゃいけねーのか！確かに伏黒もいつもキレ気味だったかも！！」
「メグミンは元からチンピラ風情だっただろ」
虎杖とド失礼な事をさり気なく呟いてると、五条は「違ウヨ」と首を振る。
五条「みんなわずかな感情の火種から呪力を捻出する訓練をしているんだ。逆に大きく感情が振れた際は呪力を無駄遣いしないようにね。
じゃあもう一回。大きく感情が振れた時はー？」
虎杖/菫「呪力を無駄遣いしないようにする〜！」
五条「そう、"どこかの誰かさん"みたいに感情任せで呪力を使いすぎて死なないようにね。」
「言われてるぞ悠くん恥ずかしくないのか！！」
虎杖「エエエエエ！！？」
嫌味っぽく五条がニコニコしながらそう言えば、菫は流れるように虎杖の方を見て叱る。
「明らかに母ちゃんに向けて言ってたのに！？」と虎杖は驚くが、菫はわかりやすく知らんぷりをしていた。
五条「訓練方法は他にもいくつかあるけど、悠仁達にはそれぞれ別、しかもかなりしんどいのをやってもらうよ」
そんな言葉に、菫達は息を呑む。
そして、五条が取り出したのは……
五条「ぱんぱかぱーん！！悠仁は映画鑑賞で、菫はゲーム実況でーす！」
虎杖/菫「「……え？」」
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
