その１１ ページ12
ーーー
ROUND 59
「我無力成、呪力制御皆無故敗北者成。
愚恥知故、戦続。理由無。進道歩」
神門「悟り開いてるやん」
ﾊﾞｷｯ！！
「……我力尽成」
神門「今まで殴られた回数は今ので計42回やな。フルボッコだドン」
「もーやだァァァ！！」
――五条先生の孔明並のトラップで苛ついてはボコられを繰り返して、どれくらいが経っただろう。
コントローラーには手汗がびっしょりつき、そろそろ画面酔いもしてきた私は既に元の美貌の面影は無くなっていた。レバガチャを繰り返してたせいか、指の感覚もない。
こんなに顔と腹を中心的にボコられたのも初めてかもしれないな。ふざけんじゃねーよ、平助の野郎でさえ私の顔はあんま狙…
…ってたな。キレた時急所とか滅茶苦茶狙ってきてたわ。
「…神門、代わって」
神門「俺はそんな万能ちゃうで菫様」
これでも昔に住んでたから今の時代のモノには疎いんや、と神門は付け足す。
見た目は青年、頭脳は老人ってか。やかましいわボケ。
神門「でもなんで頑なに五条さんのデータでやろうとするん？
新しいファイル作ったほうがもっとスムーズに進むんちゃうか」
……
「お前天才かよ」
神門「俺が天才なら菫様は天災やな」
逆になんでそうしなかったのが不思議でしゃーなかったわ、と神門が呆れる中、私は急いでタイトル画面に戻って『ニューゲーム』を選ぶ。
だが、出てきたのは変なダイアログボックス。
《え？いやダメだからw》
「……」
神門「こら、無言でテレビに銃を向けるんやない」
私は無表情のままテレビを撃ち落とそうとするが、寸前で神門に術式で封じられる様に止められる。
「もーいい、知らねえ！！こうなったらサボってやる！！」
ついにどうでもよくなった私はゲームのコントローラーを思いっきりぶん投げる。
…とはいえ、完全に修行を諦めた訳ではない。ただゲームをやめただけであって、呪力の制御は今もしっかりぬいぐるみを抱えてやっている。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
