その８ ページ40
不思議そうにその部屋を見る虎杖に、菫は声を殺してそーっとその部屋に近づく。
(あそこは確か休憩室、ですよね？)
虎杖(うん…
あ、誰かが作業してんのか！)
そう虎杖がポンと自身の拳を叩くと、菫もそれに納得する。
(確かに夜は夜勤の方がいるとも聞きましたし、そうに違いないでしょうね。)
虎杖(なーんだ、びっくりした！)
見れば休憩室へのドアは幽かに開いているが、中にいる人間にバレる確率はかなり低い。普通に忍び足で通り過ぎれば全く問題ないだろう。
そう考えた二人は、そーっと足音と声を殺してその場を通り過ぎようとした。
が……
七海「……コックリさん、コックリさん。呪術師は生涯クソなのでしょうか。
…ハァーッ、なんで"いいえ"なんですか、いい加減にしないとしばきますよ」
虎杖/菫『『………』』
ｽｽｰｯ
虎杖『……母ちゃん、』
『……呪術師が、呪術師らしい事をやっていた……』
虎杖『…うん、なんも問題ないね。』
『あるに決まってんだろォォォォ！！！』
ウフフ、と最早諦めた様な笑顔を浮かべる虎杖に菫はダンっと思いっきり勢いよく跪く。
『なんでよりによってあの七海さんが奇行に走ってんだよ、おかしいだろ！！どんだけストレス溜まってんだあの人、っていうかこれ絶対時間外労働じゃねーかよ！！』
ここまで来ると可哀想で仕方ないわ、と叫ぶ菫に頭を抱える虎杖。
虎杖『ちょ、母ちゃん早く戻ろ？！もういいじゃん、格上の恐怖体験できたからいいじゃん！！』
『いい訳あるかボケ！！明日から私どうやってあの人達に接すればいいんだよ、五条先生とかに至ってはもう気まずくて仕方ねーわ！！』
っつーかなんでよりによってアイツ等がイチャついてんだよ！と未だに解せない菫はのたうち回る。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
