その４アンドイラスト紹介 ページ36
『さて、そうと決まったら行きますよ』
虎杖『え、最初はどこに行くの？』
『解剖室、ですかね』
カツ、カツ、とヒールを鳴らしながら歩く菫に虎杖は戸惑いながらも後を追う。
虎杖『え、解剖室って……っていうか母ちゃん足音！！！』
うるさいから靴履くなって言ったの母ちゃんじゃなかったっけ！？と小声で指摘する虎杖に、菫は「あ、忘れてた」と謝る。
虎杖『それより解剖室って…え、いきなりラスボス行く感じ？』
『いや、だってなんか明らかに出そうじゃないですか。後ここから一番近いし。』
虎杖『あー…まあ、いいけど…
でも、家入先生とかいるんじゃないの？』
絶対中で作業してそうじゃん、と呟く虎杖に菫はわかってないなと言わんばかりに肩をすくめる。
『悠くん、家入さんが好き好んであんな部屋で残業をやると思いますか？
仮にも私達の様な亡くなった生徒や呪霊を解剖したりする場所ですよ。まだ五条先生の様な変人ならまだしも、あの家入さんがここで作業をするなんて考えられません』
解剖室まで静かに歩きながら菫がそう分析すると、虎杖はなるほど、と頷く。
虎杖『そっか、じゃあ解剖室は誰も居ないと、』
『そーいう事。
つまり私達が探索する部屋の中では、ここが一番……』
ここが一番安全なんですよ、と菫が言いながらも解剖室の部屋をそっと開けた瞬間……
家入「っはは……そうそう。それでそこで悟が入ってきてさ…
え、ホント？
うわ、笑えるんだけど。それいつぐらいの話？
あー、あの時ね。確かにあの時は私も……」
―――そこには仄暗い机に向かって、一人でブツブツと誰かに呟いている家入の姿があった。
虎杖/菫「「………」」
ﾋﾟｼｬｯ
虎杖『……母ちゃん、』
『…"私達は何も知らない"、家入さんに何か聞かれたらこう答えなさい。』
いいですね？と冷や汗をかきながらも菫がそう言うと、虎杖は全力でウンウンと頷いた。
ーーー
(http://uranai.nosv.org/uploader/common/8/0/5/805ecfa9f29506d3e47bac7606b3d9f4.png)
テンプレ使ってうろ覚え廻戦。正直ナナミンも描きたかったけど一発書きにしてはかなりよく描けたので良しとしましょう。
長年銀魂の絵を描いてきた作者にとって宿儺の着物は最早得意領域ですね。着物サイコー。
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
