その１３ ページ30
構えた銃から出る煙をフッと吹く中、菫は七海に手を貸して立ち上がらせる。
七海「…攻撃のパターンを見るところ、あの傘で呪力を流して電車を操っている様ですね。呪霊を呼び出す事も可能と見た」
「のーぷろぶれむ。雑魚を始末した後は私もすぐにそちらに行くので、七海さんはあの傘を集中的に攻撃を。」
まずはこの電車自体を動かせないようにしましょう、と菫が小声で提案すると、七海は頷いて女に向かって走り出した。
その間にも菫はすぐさま銃と刀でどんどん呪霊達を薙ぎ払っていく。
呪詛師「あ…ぁ……
わ、私の、かわいい子達が…あんな、不細工な女に…！！」
七海「よそ見しないでくれます？」
呪詛師「っ！！」
菫により一瞬にして祓われた呪霊達に女は声を上げると油断したのか、七海とお互いの武器を交えて鍔迫り合いになる。
七海「随分と心が揺れていますね…降参したらどうです？」
呪詛師「だ、れが…貴方達なんかに…！！」
"貴方達なんかに、私の愛しいモノ達を渡すものですか！！"
そう女がヒステリックに叫んで傘を思いっきり叩きつけると、辺りの客席、つり革や鉄の棒達が変形して七海を刺そうと襲ったりのしかかったりする。
――だが七海はそれらを難なく避け、通路が塞がれたところで一気に床へと伏せる様に身体をつける。
七海「…期待していますよ、藤堂さん」
「仰せのままにィィッ！！！」
呪詛師「ッー！！」
そして椅子や鉄の棒などで塞がれた通路を無理矢理蹴飛ばして破壊した菫に呪詛師の女は思わず固まってしまう。
「神門ッ、判決を頼む！！」
神門『おーう任せとき、菫様！』
呪詛師「うぐッ！！？」
菫が神門を呼ぶと、神門は笑顔で出て女を封じ込める。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
