その３ ページ27
菫Side
マッキー達に挨拶をし、無事書類を受け取る事ができた私は駆け足で事務室へ戻っていく。いやぁ、にしても三人共いい子達だったなぁ…
まあ駆け足とはいえ別に急いでいる訳ではないのだが、どうしても時間が惜しいと思うと急ぎがちになってしまう私。
仕事中は一秒たりとも時間を潰せません。それが毎日忙しい警察庁での掟。
…つーか、まっちゃんは大丈夫なのかな。私が先週久しぶりに怒鳴って以来連絡がないけど……まあ忙しいのか。
――そんな事を考えれば、もう事務室に着いていた。
私は書類を整理する為鍵を開けて中に入る。
「さーてと…
…ってあ、おかえりなさい伊地知さん」
伊地知「あ、あぁっ藤堂さん、ただいま戻りました…」
送迎から戻ってきたのか、出迎えてくれたのは右の頬を赤く腫らした伊地知さん。
彼は私を笑顔で迎えてくれるものの、その痛々しい跡がどうしても気になってしまう。
「…先生にビンタされたんですか」
伊地知「え、あ、アハハ……まあいつもの事ですので…」
「倍返ししてきましょうか？」
伊地知「いえ大丈夫です、っていうかやめてください！」
…伊地知さん、いつも五条先生にいじめられてんだよなァ。頑張ってんのに可哀想過ぎ。
「全く…伊地知さんもやられたらやり返せばいいんですよ」
そうボソッと呟くと聞こえていたのか、伊地知さんは眼鏡を直しながら笑う。
伊地知「い、いえ、私はそういう柄ではないので…」
「…じゃあやっぱ代わりに私が、」
伊地知「いやそれだけはやめてください！」
「えー」
ドアに手をかけると「お気持ちだけで…」と肩を掴まれて止められる始末。
……何故だ、納得いかん。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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勇者の人(プロフ) - ボブさん» 私自身シリアスも好きなんですが長くなると空知先生みたいにどうしてもギャグ突っ込みたくなるんですよね（笑）菫ちゃんはキャラクターを創作してきた中でもかなりヤバめのキャラなので楽しんでいただけて幸いです。コメントありがとうございました！ (2021年1月20日 2時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 銀魂が絡むだけでこんなにもギャグ路線に行くのがすごいと思いました！たまにヤバくなる菫さんを見るのが最近の楽しみになってきました！更新頑張って下さい！ (2021年1月20日 2時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年1月14日 8時
