その２１ ページ22
流石は夜兎の蹴りという訳か、痛みのあまりに声を押し殺してうずくまる強盗。
だが菫はそこで止まるどころか、強盗を更に蹴り倒してその背中にドスッと座った。
…アレ、これどこの呪いの王？←
釘崎「え……ちょ、ちょちょちょちょ！！せ、先輩やり過ぎやり過ぎ！！そこまでやんなくても良かったんじゃないの！？」
「野薔薇ちゃんは早く五条先生が道を迷っていないか確認してきてください、こっちは大丈夫ですから」
釘崎「いや明らかにこっちの方が心配だわ！！！」
釘崎は(※主にアソコをやられた強盗の容態が)不安だったのか菫を退かせようとするものの、彼女はそれを制して一向に退く様子がない。
一方強盗は意識が遠のいていたのか、白目を剥きそうになっている。だがあと一歩というところで菫に再度軽く叩かれた。
――そして、話は朝から８時間後の今に戻るのである。
「オォイ誰が寝ていいっつった、起きろォ。
さっさと立て。オメーが言ってたアバズレなんかにやられてんじゃねーよ、バーカ」
強盗「ひ、ひぎぃいっ…す、すいません、許してください！！もうしません、もうじまぜんがらぁぁぁ！！」
「はっ、信用できるかっつーの。まだ野薔薇ちゃんが無事だったからよかったものの…
……さっき撃ってたら、どうなってたかわかってんだろうな？」
強盗「ヒィイイっ！！！」
強盗は泣きながら悲痛の声を上げるものの、完全にドSスイッチが入った菫はゴミを見る様な目で彼を見下す。
釘崎「いや、菫先輩もういいよ！！私は別に大丈夫だから、そんなボコボコにしろとも言ってないし！！」
「喧しい黙れそこにいろ」
釘崎「キャラ変わってない！？呪言みたいなの出てきたし！！」
「オイお前、わざと人がいない時間帯狙ったんだろ？あのか弱い店員さん脅して楽々と金奪おうとしてたんだろ？ホラ、言ってみろよ」
強盗「ひ、ひぃっその通りでずごめんなざいィィ！！」
「あーいい、やっぱもう喋んな、時間の無駄だ。謝るんなら警察が来る間に店員さんとそこの防犯カメラに謝罪でもしてろクソが。」
釘崎(…先輩って、やっぱ怒らせちゃいけない人なんだ…)
――侍は人を護ることだけを生き甲斐としているので、その分尊敬する人間や自身の魂への忠誠心はとても強いのでしょうね。(適当)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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勇者の人(プロフ) - ボブさん» 私自身シリアスも好きなんですが長くなると空知先生みたいにどうしてもギャグ突っ込みたくなるんですよね（笑）菫ちゃんはキャラクターを創作してきた中でもかなりヤバめのキャラなので楽しんでいただけて幸いです。コメントありがとうございました！ (2021年1月20日 2時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 銀魂が絡むだけでこんなにもギャグ路線に行くのがすごいと思いました！たまにヤバくなる菫さんを見るのが最近の楽しみになってきました！更新頑張って下さい！ (2021年1月20日 2時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年1月14日 8時
