その１３ ページ14
ーーー
釘崎「さて、じゃあ次はここね！」
「おおっ、年季入ってますねぇ……」
―――次に釘崎達がやってきたのは近くの古本屋さん。ここも先程の茶店同様、少々古くさいが中々いい雰囲気の場所だ。
書店の奥で店番をしていた老夫婦に挨拶をすると、菫は釘崎と置いてあった古本達を調べ始める。
釘崎「小説、漫画にレシピ本……中古とはいえ、品揃えはいいものね。」
「ここも良さげなので検討しておきます。
あ、釘崎さん何か買っていきます？」
釘崎「あー…そうね、ちょっと何か面白そうなのあるか見てみるわ！」
そう言うと、釘崎は本棚の裏側へと向かっていく。
残された菫は釘崎を待つ間、その辺にある本を物色していた。
するとしばらくして菫は何かを見つけたのか、その瞬間動きを止めてその本を手に取る。
「……お、
妖怪図鑑…？」
なんと見つけたのは使い古された妖怪図鑑。せっかくなので菫は少し立ち読みする事にした。
「河童、座敷わらしに一反もめん…
あ、これ前捕まった天人に似てるな」
――図鑑の中身は子供用に作られたようなメジャーな妖怪が多いものの、絵柄が少しリアルなところから中高生向けと思われる。
菫は妖怪の一部が天人に似てる事から比較して地味に楽しんでいると、やがて一つの疑問が浮かび上がった。
「……オセロ、いるかな」
呪いの王とはいえ、一般的には妖怪としても知られている両面宿儺。
もしかしたら、と思った菫はそのままページを捲っていった。
…が、残念ながら見つかる様子はない。
「やっぱ居ねえか……」
どんな説明が書かれているか見たかったんだけどなぁ、と呟く菫。
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勇者の人(プロフ) - ボブさん» 私自身シリアスも好きなんですが長くなると空知先生みたいにどうしてもギャグ突っ込みたくなるんですよね（笑）菫ちゃんはキャラクターを創作してきた中でもかなりヤバめのキャラなので楽しんでいただけて幸いです。コメントありがとうございました！ (2021年1月20日 2時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 銀魂が絡むだけでこんなにもギャグ路線に行くのがすごいと思いました！たまにヤバくなる菫さんを見るのが最近の楽しみになってきました！更新頑張って下さい！ (2021年1月20日 2時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年1月14日 8時
