その３ ページ4
土方「…とにかく、今頼れんのはお前くらいしか居ねえんだよ」
正直助けてほしい、と菫を離して珍しく頭を下げる土方。
すると菫は違和感に気づいたのか、雨のせいか普段より少し暗い屯所の辺りを見回しながら口を開いた。
「…そういえば、ゴリラはどうしたんです？」
土方「寝込んでる。他の隊士も数人同じ症状が出てんだが、なんか全員ずっと悪夢にうなされてんだよ」
『彼女が来る、彼女が来る』って。
――そう土方が言うと、菫は真面目な表情に変わった。
「……それはいつから？」
土方「丁度女の噂が流れ始めてから数日後だ。」
見に行くか？と聞く土方に、菫は頷いた。
ーーー
「近藤さん、近藤さん」
近藤「うっ、やめてくれ…こっちに、来ないでくれ…！！」
「……」
土方「……な？」
――場所は移って真選組局長室。
菫は寝込んでいる近藤に試しに話しかけて起こそうとするが、生憎彼はまだ夢に囚われている様で。
そこで彼女は他の隊士のところへも行ってみたが、やはり症状はどれも同じだった。
「ふむ…これは前の蚊の仕業、という訳でもなさそうですね。
何より……」
"近藤さん達以外の呪力を感じる。"
そう菫が呟くと、土方は何かを悟る。
土方「…これはつまり、」
「ええ。五条先生が説明してくれたかはわかりませんが、これは呪霊の仕業で間違いないと思います」
土方「…やっぱりか。」
「私達を呼んで正解でしたね、これなら専門内に入ります」
…しかし解せませんね、と菫は続ける。
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レイレイン(プロフ) - 相変わらず100%イカれておられる……いつまで経ってもこの作品が好きです！そして素敵なイラストを有難うございます……！ (2022年10月11日 18時) (
レス) id: 359709868f (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 面白かったです!!一気読みしてしまいました！できれば戻ってきてくれると嬉しいです！でも作者様のペースで更新してください！ (2022年5月8日 18時) (レス) @page6 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - レイレインさん» ありがとうございます、そういった声が聞けて本当に嬉しいです！そして覚えてくださりありがとうございます、また機会が会ったらお会いしましょうね(*˘︶˘*).｡.:*♡ (2022年2月11日 13時) (レス) @page6 id: 9d2babae06 (このIDを非表示/違反報告)
レイレイン(プロフ) - 無理に続きを催促するつもりは全くありませんが、この作品が大好きなのでいつまでも待っております！プレッシャーになってしまったら申し訳ないのですが…。遅れてしまいましたが、お誕生日おめでとうございます！相変わらずお美しい絵に感化されました…！ (2022年2月11日 13時) (レス) id: 7452374b41 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - そらねさん» ありがとうございます、いつになるかはわかりませんが必ず帰ってくる予定ですので…気長に待って頂けたら、幸いです。モチベーションを取り戻したらまた完結へと取り掛かりたいと思います。 (2021年11月1日 22時) (レス) @page5 id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年9月11日 5時
