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◎サイダーと略奪 ページ4
次の日、クラスで席替えがあった。
今一緒にいる唯とは出席番号が近くて、
つまり席が近くて一緒にいるようになったから
離れてしまうのは少し悲しい。
けれど、私が引いた席は窓側の一番後ろ。
嬉しくて顔をにやつかせながら席に着く。
すると隣の席の男子が私の顔を覗き込んできた。
「そんなに俺の隣がうれしーの?」
なんて自意識過剰な言葉!
そう思って彼の方を見ると、
文句のつけ所のない綺麗な顔。
今までじっくり見てなかったけど、そういえば入学してからずっと女子に騒がれてる人だこの人。
「俺、山田涼介。
お隣よろしくね、Aちゃん」
咄嗟にこくりと頷く。
満足げに笑った山田涼介は、友達に呼ばれてそっちに行ってしまった。
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作者名:さとう | 作成日時:2016年10月29日 19時