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−You Side−
「AさんAさん」
『ん〜？』
放課後、2人しかいない教室で私は頬杖をつきながらとある本を読んでいた。
ちなみに今名前を連呼してきたのは渉ね。
「これからプロデュース等の予定はありますか？」
『ないよ〜』
というかこんなのんびりまったり読書してる時点で、プロデュースなんて入ってるわけないよね……。そんなことを密かに考えていれば、横目で分かる、渉のハトが頭の上に乗ってきた。
「もうっAさん！ 人と話すときはちゃんと目を合わせて話しなさいって先生に教わらなかったんですかっ！？」
『分かったからハト退けてくれ』
珍しく渉がプンプン怒ってる。それはそうと、頭の上にハト乗っけてる人ってちょっと馬鹿っぽく見えない？？(偏見)
そうして頭上の重みが無くなれば、私はしぶしぶ本から目を離した。
「ところでそれは何の本ですか？」
『普通に恋愛モノのやつだけど……』
「おや、意外ですねぇ」
そうかなあ？と首を傾げる。本を読むこと自体が意外だと思われているのか、恋愛モノを読んでるのが意外だと思われているのかどちらかは知らないけど、私だってたまに読書を嗜むことはするんだからね？？
「フフ、私としたことが話がそれてしまいましたねっ！
これから演劇部の部室で私とお茶をしませんか？」
そう、真っ赤な薔薇を差し出してきた渉。
特にすることもないし……と了承の意を込めてその薔薇を受け取った。
＿＿＿＿
受け取った瞬間、周りが白に染められて、気づけばそこは夢ノ咲の演劇部部室。
私はそこの床にへたりと座っていた。
『瞬間移動……』
そう静かに呟けば、どこから来たのか目の前にしゅたっと渉が現れる。彼はいつの間にか仮面をつけていた。
「もう、朝から反応がAmazingではないですねぇ？ 面白くない」
不満そうに手を差し伸べる渉。これも慣れちゃったの、とそう言いながら手を取った。瞬間移動されたの初めてじゃないしね。
『そりゃあ、最初はすごい驚いたけど』
当時の事を思い出し、苦笑する私。つられるように彼もそうですねぇ、と綺麗に微笑んだ。ほんと、行動が行動じゃなかったら渉も普通にかっこいいのにね……(小声)
まあ、そういうところが渉の魅力の1つでもあるんだろう。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
