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−Eichi Side−
『英智くん英智くんっ』
「ふふっ、なぁに？」
うちの車に乗るなり、きらきらと目を輝かせ物珍しそうに周りをきょろきょろと見渡すAちゃん。控えめに言って最高に可愛い。
振り返れば、彼女を車に乗せたのは初めてだったような。だからこそ、こうしてAちゃんと一緒に下校するのも初めてという訳で。
「ね、Aちゃん」
『……あ、ごめんね。落ち着きがなくって』
「構わないよ。……でも謝るのはナシだからね」
落ち着きが無いのは全く問題ないし、むしろそれで良い。好きな人の笑顔に勝るものはないからね。
すると、彼女は苦笑を滲ませながらコクリと頷いた。
僕は、何時失うのかすらも知れない身だから、実る実らない関係なく……君とは幸せな思い出を残していきたいんだ。
なんて、こんな根暗っぽいことを言っていたら本当にそうなってしまう恐れもあるからね、これ以上は言わないでおこうか。
『そういえばさ、英智くんの “お願い” って結局何だったの？』
椚先生に邪魔されちゃったよね、と問うてくる彼女。自分も今さっき思い出したところだったけど、本当にアレはタイミングが悪すぎたと思う。
「あぁ、えっとね＿＿」
数秒前までは言う気満々だった僕。突然口が止まったのに対し、Aちゃんは不思議そうな、心配しているような表情を浮かべている。
＿今言うべきか、言わないべきか。
もし、Aちゃんが承諾をしてくれれば距離が深まるのは勿論のこと。だけど、逆の事を考えればリスクも充分にある。
つまり、まだ早い。
「やっぱりいいや。また今度言うよ」
満を持して、その時が来たら、ね。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
