敬語女子と恐ろしい関係になりました。【恋愛オリ】

第１歩　 ページ7

無表情・・・・どころか

顔の色が変わっているだろう。

おそらく、

赤⇒青⇒白

というところだろう。

そんな感じで、乙女見たく俺があうあうしてると、

「もちろん、本気であなたなんかを好きになるわけありません」

酷ぇ・・・・

俺のプライドはもうズタズタだ・・・・

「あなたを私の恋人にすることで、

奈々美のところに行かせないようにするんですよ

奈々美は浮気の相手なんてしませんし、

あなたを縛り付ける手段でしかありません」

酷すぎる・・・・

いいさ。

君には関係ないだろ。

俺は、俺は・・・・・・！！

「それでも俺は・・・・！！」

「分かりました。」

俺が必死に訴えようとしているところを

コイツは難なく遮って携帯を開いた。

「あ、もしもし？奈々美？」

放っておこうかと思ったが、

敬語女子の薔薇のようない唇から出てくる名前に

ついつい、反応してしまう

「私、彼氏できた」

うん？

は？

え？

「ああ、同じクラスの半田真一くん。」

ちょっ、え、待てって！！

でも、敬語女子の鋭い針のような眼力に仰け反ってしまう

「うん。

そうなの」

そうなの。

そうなの？

そうじゃねぇだろ！！

「じゃあ、またね

部活頑張ってね」

プッ

携帯の通話を、

コイツと北川を繋いでいたものを、

切った音が妙に頭に残った

「ふっ・・・・・ふざ・・・・・け・・・ん」

「君が言うこと聞かないからですよ。

君が奈々美のことを好きでなくなるまで、

別れるという言葉は聞きませんので。」

俺の・・・・

「俺の素直で純情な心を返せー！！」

気づいたら、叫んでいた。

果てしなく体力を使ったきがする・・・・・

肩から息が抜けていくように、

ハア・・・ハァ・・・・

と肩を上下させている

「・・・・・・・・情けない。

ここまでストーカー行為をしておいてどこが純情なんでしょうか

そしてこんなにまでして奈々美が好きなのに

ろくに話しかけることもできず、

いつも遠くからイヤらしい目で眺めて。

あーあ、奈々美が可哀想

やっぱりほかの手を尽くしたほうが良かったでしょうかね

私の立場まで低く見られてしまうかもしれませんし・・・・・」

「だったら別れr」

「別れませんよ。女に二言はありませんから」

な、なぜいつもコイツは

俺が物事を言い終わる前に急所を・・・！！

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