敬語女子と恐ろしい関係になりました。【恋愛オリ】

スタートラインまであと２歩 ページ5

〜放課後〜

あいつ恐ぇから早めに来た。

校舎についている時計を見ると、４時２０分。

さすがに早すぎたか・・・。

ん？

何か聞こえる・・・・。

裏庭の、俺がいる花壇の後ろ・・・。

木だらけのトコ・・・。

「好き・・・なんです・・・・・。」

え・・・・・

えええぇぇぇぇぇぇ！！！

まさかの告白生現場！？

こんなとこにいちゃまずいんじゃ・・・。

「申し訳ないですが、あと２５分後、ここで待ち合わせをしているんです」

・・・・・・この声・・・・・・・まさか・・・・・・！！

「そうですk...」

「大体無理やり連れてきて何を言い出すと思ったら。

もう少しはこっちの身にもなってみなさいよ。

急に作業中に手首を掴むなんてあり得ないですよね？

ああ、もう９分１４秒が経過しましたよ？どうしてくれるんですか？」

やっぱりだ・・・・。

ちょっと覗いてみるか。


僕はそっと木の方へ近づいた。

そこには、１年生だろう。

敬語女子のことをよく知らずにやってきた子と見える。

完全に驚いている表情だ。

背は低めで、かわいい系。

以外にも女子に人気がありそうな男の子だ。

そんな子が何故敬語女子に恋をしたか・・・

これは俺の推測だが・・・

敬語女子は意外にも可愛い。

無表情だがそこをツンデレだと捉えるやつも

少なくない。

知らない事が損なのか得なのか・・・

あの子はツンデレが好みなのか・・・

敬語女子にしてもあの子にしても、

人は見た目で判断できないな・・・・・うん。

「そこの馬鹿、バレバレです。

出てきたらどうですか？」

スタートラインまであと１歩→←スタートラインまであと３歩

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す