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大貴「それでは星名さん、早速ですが
事件が起こったとされる2日前。
その時に翼くんに何か変わった
様子などはありましたか…?」
鈴音「いえ…、特に何も…。」
あ「…。」
大貴「そうですか…、翼くんは
どういった性格をされていますか?」
鈴音「…私が言うのもあれですが、非常に
私に似て大人しい子です。
中学生になってからは余計に会話を
する機会も減って…。」
大貴「なるほど…。それでは日頃からあまり
家族間でも会話はなかったと…?」
鈴音「“少なくとも”私とはあまり多く
会話はしませんでしたね…。」
大貴「少なくとも…と言うと?」
鈴音「…。」
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鈴音「実は…、私…、再婚してるんです。」
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あ「!」
大貴「…ということは…。」
鈴音「はい…、今の夫と翼はもちろん血は
繋がっていませんし
姉2人とも今の夫の子供なので
翼とは本当の兄弟ではありません。」
大貴「なるほど…。
鈴音さんから見て、翼くんと
ご主人・お姉さん2人が会話している
ことはあまり多くはなかったと…。」
鈴音「はい…、そうですね…。」
あ「…。」
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私は翼くんのお母さん、鈴音さんの
お話を聞いていくたびに
次第にあることが頭に引っかかった。
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あ「(小声)…有岡さん。」
大貴「(小声)…ん?」
あ「(小声)…少し良いですか。」
大貴「(小声)……うん、分かったよ。」
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大貴「すいません、少しだけ席を外します。
少々お待ちいただけますか?」
鈴音「はい、分かりました。」
大貴「ありがとうございます。」
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こうして、リビングから廊下へと
私は有岡さんを連れ出した。
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大貴「…どうしたの?A。
何か気になることでもあった…?」
あ「はい…。」
大貴「何?何でも言って?」
あ「…正直、今回誘拐事件を初めて担当するから
変に思うだけかもしれないんですけど…。」
大貴「…ん?」
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*RIRA*(プロフ) - 本当にいつもありがとうございます!感謝しかありません!! (2021年5月1日 6時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - 体調にきおつけて頑張ってください! (2021年4月30日 22時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*RIRA* | 作成日時:2021年4月29日 23時