64．☆ ページ16
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≪ そんなこと考えなくて良いんだよ。 ≫
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あ「…ッ！！」
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声のする方へと振り返ると
そこには1人の人が立っていた。
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それも、私が知っている人＿＿＿＿＿＿
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あ「…有岡さん。」
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大貴「やっほー！久しぶりだね、A！」
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あ「…お久しぶりです。
今日はいらっしゃったんですね。」
大貴「いや、隣に荷物置いてるでしょ？笑
てか、皆から何も聞いてない？笑」
あ「いえ、聞いてましたけど姿がなかったので…。」
大貴「あー、ちょっと朝ごはん買いに
コンビニ行ってた。」
あ「…今、10時半ですけど？」
大貴「今日俺、何も食べてないの！
だから腹減って腹減って…。」
あ「そうですか…。」
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大貴「Aは、もしかして報告書作り？」
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あ「…もしかしなくても、そうです。」
大貴「いや、ごめんって！俺も手伝うから！！」
あ「いや、もう終わりなので大丈夫です。」
大貴「…。」
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大貴「やっぱり気にしてるんだ、美由子さんの事。」
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あ「…。」
大貴「あのさー、前にも俺言ったと思うけど
A、結構分かりやすいからね？そういうの。
俺がココに入ってくる前のつぶやきだって
ちゃーんと聞こえてたし。」
あ「…ッ…そりゃあ、気にしますよ。
だって私のせいで美由子さんに新たな
犯行をさせてしまったようなものですし…。」
大貴「えー、そうなの？」
あ「…ッ…。」
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“ダンッ…！！！”
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あ「だって、私との接触の後にすぐ犯行を
起こしたんですよ…！？
どう見たってそうじゃないですか…ッ！！」
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大貴「…。」
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そうして、物静かな空間に
私の大声だけが響き渡った。
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＊RIRA＊(プロフ) - 本当にいつもありがとうございます！感謝しかありません！！ (2021年5月1日 6時) (
レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - 体調にきおつけて頑張ってください！ (2021年4月30日 22時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊RIRA＊ | 作成日時：2021年4月29日 23時
