だって、わたしがいる【銀魂】9

通常運行 : 新八 ページ34

今、
僕がここで




混乱




をして、
そろそろ、11分が経過する。









何故、そんなに細かく時間が分かるのかと言うと
だんご屋の中の時計が
僕がいるここからなら、よく見えるからだ。









ピーーーーーーーーー








突然、ピー音が鳴り響いたのは
僕がここに11分も立っている理由になる、
定春の排便音のせいだ。







10分前、知り合いの女性の姿が
眼に入ったので
声を上げようとしたところで
定春がおっぱじめた。
仕方ない、と上げた手を下げかけて
僕は文字通り、その場で固まった。






その女性が、
嬉しそうに、
ある建物へと入って行ったからだ。






思春期真っ盛りと言えど、
経験などまるで皆無の僕と言えど、
ソコがやましい方のソコではないことは
分かっている。

分かっているが、
想像妄想が止まらず
必死に落ち着かないと！と
横で唸っている定春を待とう！と
深呼吸をしたんだ。臭かったけど。






そして、その深呼吸の途中で
僕はぶふぉっと吹き出した。


そして、その音で
この人は僕に気づいた。






僕が吹き出した理由は
とんでもない目撃をしてしまったと
この人を見て、一瞬で判断したからだ。


恐らく、僕は顔を赤くし
汗をかき、眼を泳がせていただろう。
この人は言い訳とも取れることを
口走りながら、僕に近づいて来た。





土「い、、、、今、見てたよな？
お、俺があそこに……入ろうとしてるとこ…」



新「…………は、い」



ピーーーーーーー



土「べっっっ、別に！
如何わしいことをしようと
してる訳じゃなくてだな！？
こ、これ！！！BDをだな！？
レンタルしてきたから、見ようと思ってだな！？
こ！こうやって、食いもんまで買ってきて…！
と、屯所だと、DVDしか見れねぇんだよ！？」


新「あ、ああ……な、なるほど〜！……」



ピーーーーーーー



土「あ、、あんまり変に
誤解されてもあれだからよっ！？？」


新「し、、してませんよ！？誤解だなんて！」



ピーーーーーーー



土「……つぅか、長ぇな、こいつ」


新「通常運行です」

19分 : 新八→←詰め過ぎ : 土方

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