だって、わたしがいる【銀魂】4

ぷにぷに ページ42

……ぷにっ。






うーん。







胸が、ない訳ではないけれど
お腹周りと頬が気になる…なぁ。





ぷにぷに。







1人、資料倉庫内で
今月の資料をまとめながら
わたしの身に付いた、
贅沢な肉を摘む。






土方さんは、
細い人の方が好みなのかな。


…土方さん自身が
引き締まってて、スタイルいいもんな。
今まで何も考えず、隣に並んでたけど
こんな贅肉付けて、並べないっっ！！！






「はぁ…、チョコ控える？か？」




？「なんでぃ。ダイエットか？」





ガタッッッ



「おおお、沖田隊長！！！？
び、びっくりさせないでくださいよ！
いつからいたんですか！？」


沖「こうやって、頬をぷにぷにしてる辺りから」



沖田隊長はそう言いながら、
自身の頬をぷにぷにする。
うん。沖田隊長がやると可愛い。



「どうしたんですか、資料ですか？
必要なの取りますよ？」


沖「いや、要らねぇ」


「？じゃあ、どうしました？？」



ドアにもたれていた身体を起こし、
沖田隊長はにやり、と唇を歪めると
ガチャンっと後ろに回した手を動かした。



「…へ？今、鍵、締めました？」


沖「今が絶好のチャンスだと思ってなぁ。
この倉庫は屯所の離れ。
音も漏れねぇし、そもそも人もほとんど通らねぇ。
それに…、
土方さんは近藤さんとお偉いさんとこだ。
多少、時間がかかっても邪魔は入らねぇ」




沖田隊長は唇を歪めたまま、
じりじりとわたしに
そんなことを言いながら、近づいて来る。
その顔はいつも土方さんを
狙ってる時の顔とは違くて…




「沖田、隊長…？」




その紅い眼が、
わたしの肌に刺さり
わたしは少し、身震いをした。

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