だって、わたしがいる【銀魂】4

ドジ踏もうが : 土方 ページ40

おい。なんだ、その顔。



「ほら、ずっと男として
生きて来たので、その
体型とかも女らしさ、ないですかね？
もっとこう、女の人として魅力があれば
いいんですけどね…」



顔を赤らめながら、上目遣いで
もじもじと恥らぐA。
その破壊力は恐ろしいもので。



土「た、たたたた確かに、
クソ甘えもんばかり食べてる割に
どうなってんだと思うくれぇ、細えが
柔らかさはむしろ、丁度い、…っ！！！？」


「柔らかさ？」






やべえええええぇぇぇ。



完全にやられた。
完全に口を滑らせた。



何アホなこと抜かしてやがる！俺っ！！



慌てて、口を手で覆い
言葉を濁すが時既に遅し。



いやな汗を掻きながら、
どうしてもあの時の柔らかさを思い出し
どうしても、視線がそこに向かっちまう。




「……ぁ、、へっ！？？
あ、あ、ああ！！！」




気づかれたぁぁぁぁぁ！！！！！

何とか反らそうとしたが、
本能に抗えず、気づかれた！！

胸見てんの気づかれたぁぁぁぁぁ！！！





「あ、あの時、、
む、胸、の傷、処置してもらって…」



最悪だ。ただの変態じゃねぇか、俺。
しどろもどろ、話すAは
もう茹でダコのように顔が真っ赤だ。



土「いや！！！違くて！だな！！！
ほ、ほら！！あ！あん時だ！
倉庫で資料整理してる時、
お前が崩れて、
俺が下敷きになったことあったろ！？
あ！あん時だ！あまりに軽くて
中身入ってんのか！？って疑ったぞ！」


「あ、ああああ！！！あの時、
あの時のことですよね！そうですよね！！
おかしかったですよね、
山崎さんや近藤さんまで、みんなで
わたしが土方さんを
襲ったなんて言っ、…！！！？」




今度はAがドジ踏んだぞぉぉぉぉ！！！
両手で口を押さえ、真っ赤な顔して
眼を泳がせまくるA。

おかしいな、こいつ。

前までは俺がドジ踏もうが
自分がドジ踏もうが、
まるで反応しなかったってんのに…。



女、として
意識が出て来たのか？

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