だって、わたしがいる【銀魂】11

恒例 ページ18

沖「ではぁ、恒例になりましたー。
叩いてかぶってじゃんけんぽん！を
始めたいと思いやぁす。
こちらも恒例ですが、旦那たちにも
参加していただきやぁす！
では、ルールを説明…すんのは
だりぃんで、ちゃっちゃと始めやしょう」


「雑っ」


新「実は毎年、なんだかんだ
やってることなんで…
じゃあ、今年も
僕と山崎さんが審判を務めますね」



何やら、始まった恒例行事。
審判のふたりが準備を始めた、と思ったら
どこからともなく、しゅぴぴぴっっと
オノマトペにもし辛い音と風が舞った。



「何…って、えぇっ！？」


隊「おい、また始まったぞ！」


隊「毎年見てるが今年も実に鮮やかだ！
ずっとメットかぶってるように見えるぞ！？」


銀「っは、うちの娘のスピードに
どれだけ着いて来られるかねぇ」


土「うちの総悟だってなぁ…！」


「え、何、保護者？」



審判まだ、何も言ってないのに
後ろでは沖田隊長と神楽ちゃんの
これはもう、あれだよね。
死闘って呼んでいいよね？な、
バトルが開催されていた。
みんな、普通にしてるけどこれが恒例なの？



近「ちょ、待ってお妙さ、」


新「あああ！！姉上、今年も本気で
ゴリラ殺りに来てるうぅ！
逃げて、近藤さーんっ！！」


妙「うぉっらあぁぁぁぁ！！！」




どっっっごぉぉぉぉんっ




「えええぇぇっ！？？」


隊「ああ、今年も局長は
一発目で殺られたか…」


隊「メット…の意味な」


「メットもルールも無視しすぎじゃない！？」




いつの間にか、来ていたお妙さんが
近藤さんとバトルを開始していたようで
ものの、10秒ほどで近藤さんは再起不能に。
何なの、この殺伐としたお花見。
雑誌で見た、お花見と全然違うのですが！？




銀「おいっ！いいから、テキーラ！持ってこい！」


土「上等だっ、てめぇ！！
おい！こっちにもテキーラ！！」


銀「ひっく…よし、お前ぇ、
この勝負で負けたら
Aと別れろ俺に譲れ」


土「ひっっく、ああ！？望むとこだ！！
てめぇなんぞに負けるなんて
あり得ねぇかんな、この勝負乗ってやらあぁ！！」


「人を商品にしてんじゃねぇーっっ！」




びぃごぉんっびごぉんっっ！




銀「ぐおっっ！？」


土「あにすんだ！？A！！
本気で殴り過ぎて、ピコピコハンマーから
出る音じゃねぇ音したぞ、今ぁ！！？」


「ったりめぇだろうがっっ！！
何勝手に決めてんですか！」


銀「だってよ、俺ぁお前げぼろしゃあぁぁっ」


「ぎゃああぁぁぁ！！」

人の振り見て我が振り直せ→←バカ大将 : 土方

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