Jr.と鬼ごっこ

S ho.H ページ17

片方の手は腰に





もう片方の手は後頭部に回されて






丁度彼の胸のあたりに顔が押し付けられて






心臓の鼓動がドクドクと、伝わってくる。









「なぁ、隙ありすぎちゃうん？」







私を抱きしめたまま、耳元で掠れた甘い声で囁いた彼は







一旦抱きしめる力を緩めて少し重心を後ろにずらし、私と視線を合わせると








フッと笑った。








「そ、そんなことな、、！！？！？｣









反論しようとしたその瞬間に、再び彼が私との距離を詰めて







私の唇を彼のそれで塞いだから








最後まで反論の言葉が言えないまま







「、、んっ、｣









彼に飲み込まれる。









「口、開けて」







一旦唇を離して、おでことおでこをコツンとぶつけた彼が私を上目遣いしながら言うから





「っや、」





またも反論しようとするけど







それを見逃さなかった彼はもう1度口づけて







舌をねじ込ませる。







「！！っ、、！」








私の舌を絡めとって、熱い息を漏らす彼に







不完全燃焼だったカラダがまた疼き始めて









「っつんんっ、はぁっ」








思わず声が漏れる。







「っっ、誘ってんのッ、」








その私の声を聞いて、余裕がなさそうに呟いた彼は







私を抱きしめながら激しい口づけをしたまんま、








壁の方に移動して









そのまま私を強引に押し付けて、もっともっと激しいキスをした。

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